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パラリンピック関連ニュース

パラリンピック開幕 日本選手団最多の271人

2004/09/18
パラリンピック・アテネ大会の開会式で、観客の声援に手を振り入場行進する日本選手団=17日夜、五輪スタジアム(共同)
 【アテネ17日共同】第12回パラリンピック・アテネ大会が十七日夜(日本時間十八日未明)、アテネの五輪スタジアムでの開会式で開幕した。史上最多の百三十六カ国・地域から、四千人近い選手が参加する障害者スポーツの祭典は、ギリシャで初開催。五輪生誕地が再び熱気に包まれる。
 開会式で、過去最多となる二百七十一人の選手団(選手百六十三人)を送った日本は、三十三番目に入場。旗手を務めた柔道の松本義和選手(大阪府)を先頭に笑顔で行進した。
 パラリンピックは国際オリンピック委員会(IOC)との協力関係を深め、競技性を高めながら、ドーピング(薬物使用)対策なども推進。国際パラリンピック委員会(IPC)のフィリップ・クレーブン会長は「ギリシャで受け継がれてきた内面と外見の美しさの調和こそ、パラリンピックの精神」とアテネ開催の意義を訴えた。聖火リレーの最終走者は、一九九六年アトランタ・パラリンピックの銅メダリストで、今回も出場する陸上男子のギリシャのヨルギオス・トプツィス。トーチの火が連続花火になって最後に聖

開会式を終え笑顔を見せる競泳の河合
純一選手(右)と寺西真人コーチ

=18日未明、五輪スタジアム(共同)

火台にともり、五百を超える種目での熱戦の開幕を告げた。
 
河合選手、4度目の夢実現 競泳の第一人者「ロマン感じる」
 初出場の一九九二年バルセロナ大会から十二年。「スポーツ発祥の地に対するロマンを感じる」というアテネで競泳の視覚障害男子の河合純一選手(舞阪町出身)は四度目のパラリンピックを迎えた。
 十五歳で全盲となったハンディを克服し、中学教諭に。第一人者として過去三大会で計十四個のメダルを獲得した。その間、日本の障害者スポーツを取り巻く環境の変遷を肌で感じてきた。
 「バルセロナの時は、メダルを取っても記事が数行出ただけだった。今は大きく取り上げてもらえるようになった」。国内開催で一気に注目度が高まった九八年長野冬季大会を契機にパラリンピックのメディアへの露出度が上がり、社会の認知度は高まった。
 だが「見た目では(五輪と)同じようになっても、実情が伴っていないことが多い」と指摘。例えば、五輪の有力選手に対して日本オリンピック委員会(JOC)が支給する強化費は一人当たり年間二百万円以上にもなるが、パラリンピック選手が日本パラリンピック委員会(JPC)などから受ける金額はその十分の一に満たない。
 環境の改善や選手の地位向上を目指す取り組みを始めた。昨年七月にパラリンピック出場経験者で構成する「日本パラリンピアンズ協会」を設立した。健常者のコーチらに頼りがちだった強化や育成も視野に入れ、活動を模索中だ。
 二十九歳で迎える今大会は、選手としては最後で集大成の大会と考えている。だが、終わりではない。最高の成績を残したいという気持ちとともに「障害者スポーツを、いい方向に変えていきたい」と誓った。
(共同)
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