静岡市内の公立中で女子生徒の卒業アルバムに元担任の40代の男性教諭が「厄介者」を意味する「黒い羊」という言葉が含まれた英語を寄せ書きし、教諭と校長が同市教委から文書訓告処分を受けた問題で、この中学は19日夜、保護者と地域住民らに説明会を開いた。体育館には保護者らが多数詰め掛け、説明と質疑は約2時間にわたった。
参加者によると、校長から教諭に授業を持たせず、副担任からもはずすなどの対応を取るとの説明があった。教諭本人は、寄せ書きは励ますつもりだったが、不適切な英語を使ってしまったなどと説明するとともに謝罪した。参加者からは、教諭に対して退職を求める声や「子供を愛しているのか」などの声が上がり、教諭に生徒が体罰を受けたとする報告もあった。教諭の処分が軽すぎるとの意見も出た。
「自己管理できる教職員を育てたい」 小嶋静岡市長
静岡市の小嶋善吉市長は19日の定例会見で、市内の公立中の男性教諭が女子生徒の卒業アルバムに「厄介者」を意味する言葉を寄せ書きし、文書訓告処分を受けたことについて、「教育委員会が決めたことは尊重したい」と述べ、処分は妥当との考えを示した。
「これからは教職員の採用から私たちの責任。自己管理できる人間をつくっていきたい」とし、政令指定都市移行に伴って教職員の任命権者となった市の責任を説明した。