浜松市長選(3月25日告示、4月8日投開票)に三選を目指して出馬予定の現職北脇保之氏(55)が4日、マニフェスト(公約集)を発表した。基本理念としてクリーンで公正公平な市政、市の将来像は環境と共生するクラスター型(旧12市町村が存在感を持つ)都市を掲げた。新たな具体公約には、必要性が民間から指摘されていた市の外郭団体の情報公開や、子供をより良く育てるための新条例の制定などを打ち出した。 バイク発祥の地を内外に発信する「バイクのふるさと浜松館」を平成22年度までに中心市街地に整備し、21年度には佐鳴湖の湖沼水質の全国最悪ランクからの脱出も明記した。 市政2期の総括については「合併、政令指定都市の移行を実現できた」とアピールする一方、中心市街地の活性化は「継続的な課題」と述べ、百貨店「松菱」跡の新店舗誘致は「できるだけ早く(出店合意に)こぎ着けたい」とした。 公約発表の会見後、市内で事実上の決起大会を開いた。元文相で元東大総長の有馬朗人後援会長ら約1400人が集まり、北脇氏は「今は市民が結束し新しいスタートを切る時。大切な時期にかじ取りを変える必要があるのでしょうか。しがらみのない市政を貫く」などと訴えた。 浜松市長選に出馬予定の元衆院議員鈴木康友氏(49)、浜松民主商工会事務局長高林順(56)の両氏もマニフェストをつくり、公表、配布する予定。
◇北脇氏のマニフェストの主な内容◇ (カッコ内は目標年度)
◇基本理念 ・クリーンで公正公平な市政 ・民主主義に基づく自治の実践 ・社会の中の組織や団体の信頼関係による助け合い ◇具体的な項目 ・はままつ産業創造センターの設置(平成19) ・新美術館の基本設計(平成23、開館は同28) ・バイクのふるさと浜松館を中心市街地に整備(平成22) ・松菱B―3ブロック市街地再開発事業完了(平成21) ・LRT(次世代型路面電車)や水陸両用バスの研究(同) ・佐鳴湖の水質汚濁全国最悪からの脱出(同) ・こどもをよりよく育てるまちづくり条例の制定(平成22) ・全市的救急医療体制「新浜松方式」の整備(同) ・ユニバーサルデザインの認知度90%に(同、平成17は72.8%) ・インターナショナルスクールの設置(同) |