「勝つしかない」と気合を入れて臨んだクロアチア戦。福西崇史(磐田)は、引き分けで次のブラジル戦に望みをつないだが、勝ち点1に納得の表情は見せなかった。
序盤からペースをつかんで、攻めに出た。だが、ジーコジャパンを支えてきたボランチ福西は「攻めに出るのを抑え気味にいった」。攻撃で前がかりになった場面で、ボールを奪われる最悪の場面を招くだけに、慎重に攻守のバランスを取っていた。
前半9分、カウンターで左サイドを狙われたが、懸命に戻り、体を張って防いだ。18分すぎから耐える時間が続いたが集中力を切らさなかった。中盤でかわされる場面もあり、「一発で行き過ぎたところもあった。ボールを回せるところは回したかった。ボールを奪っても出しどころがなかった」と反省を忘れなかった。
猛暑の中での消耗戦。前半で退き、勝利も引き寄せられなかっただけに、完全燃焼とはいかなかった。次のブラジル戦へ気持ちを切り替えた。(ニュルンベルク=望月章弘)