グループリーグは第1戦16試合を消化し、既に第2戦が始まっている。強豪と呼ばれるチームの初戦をA組から振り返る。
大黒柱のバラックが初戦を欠場した開催国ドイツだが、クローゼの2得点などでコスタリカを下した。4-2というスコアは守備陣の経験が浅い今回のチームらしいものだが、続くポーランド戦はロスタイムの決勝点で制した。粘り強い、骨太なチーム。
B組のイングランドはオウンゴールの1点でパラグアイに競り勝ったが、スウェーデンはトリニダードトバゴと0-0、B組は先が見えない。
内容に期待感が高まるのはC組だ。コートジボアールを2-1で破ったアルゼンチン、セルビア・モンテネグロを1-0で振り切ったオランダにはさすが強豪と感心させられた。しかし負けた2チームのレベルも高かった。第2戦ではアルゼンチンがセルビア・モンテネグロに、オランダがコートジボアールに負けても不思議ではない。「死の組」と呼ばれたC組はハイレベルの戦いが続きそうだ。
D組はメキシコとポルトガルが順当に勝ったが、イランもアンゴラも力がある。特に内戦を乗りこえて初出場を果たしたアンゴラ、そしてチームを引っ張るベテランFWアクワに注目したい。また、初戦でデコを欠いたポルトガルは第2戦のイラン戦がヤマになる。
E組はイタリアとチェコが初戦をものにしたが、アメリカに3-0で快勝したチェコの強さが印象的だった。チェコとして独立後初の出場でモチベーションも高く、戦術的にもプレッシングの速さでアメリカを封じた。プレッシングが連動するということは、チームが強固なまとまった集団に仕上がっているということ。FWヤン・コラーの負傷は痛いが次の試合が楽しみ。
F組はやはりブラジル。ただ、クロアチア戦は足元を救われかねない戦いぶりだった。ロナウドにはもっと調子を上げてもらいたいが、オーストラリアとの対戦は楽しみだ。
G組はフランスがスイスと0-0、韓国はトーゴに逆転勝ちしたが、いずれも「強豪」と言うには課題の残る内容だっ た。H組のスペインは、シェフチェンコのウクライナに4-0、最高のスタートを切った。
初戦を終えて、強さを感じたチームは、チェコ、スペイン、メキシコ、アルゼンチン。今後の活躍に期待したい選手は、スペインのフェルナンド・トーレス、ポルトガルのクリスティアーノ・ロナウド、アルゼンチンのメッシ、そして、もちろんブラジルのロナウジーニョだ。さらにこの大会で新しいスターが誕生することを楽しみにしている。(伊藤圭介)