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科学・環境

モンゴル、砂漠化の危機 カシミヤヤギ急増も背景

07/04 16:16

 大草原の国、モンゴルで砂漠化が急速に進んでいる。モンゴルの環境・観光省は5月、大統領直轄の国家安全保障会議に砂漠化防止対策の強化を提言。原因は、カシミヤヤギの急増などの過放牧や地球温暖化の影響とみられている。
 南部ドルノゴビ県のなだらかな丘陵地にあるウンドルシレン村。草原で家畜を追っていた遊牧民ナランエルデネさん(19)は「砂漠が増えている」と話した。南30キロに砂漠があるが「以前は草原だった」。ヤギとヒツジをそれぞれ約100頭ずつ飼っている。
 モンゴルは国土が日本の4倍と広大。だが同省によると、75%の国土で草が減るなど砂漠化が始まり、うち7%は完全に砂漠となった。
 同省の砂漠化防止担当のバンズラグチ局長(52)は「伝統的に家畜はヤギとヒツジの割合が3対7だったが、中国のバイヤーが数年前、カシミヤを高値で買い付け、価格が高騰しバランスが崩れた」と指摘。ヤギは草の根を足で掘り起こすため牧草が荒廃しやすい。(ウランバートル共同)

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 モンゴル南部の丘陵地帯で暮らす遊牧民の青年ナランエルデネさん(右端)ら。足元の牧草はところによって生え方がまばらになっている=6月(共同)



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