水に続いては、食べ物の備蓄。県などが推奨するのは、家族の人数×7日分。「東海地震の警戒宣言が出てから3日、そして発災後3日の分を含めて、という考え方のようだね」と駿河さん。
市町村も食料備蓄はしている。が、基本的には家が津波で流されたり、倒壊してしまったりして、持ち出しができなかった人のための分と考えており、住民すべてを賄うことはできない。「やはり行政に頼らず、自分たちで確保しようという姿勢が必要だね」
7日分のうち、乾パンや缶詰など水や火がなくても食べられるものをある程度用意。そのほかはアルファ米やフリーズドライ、レトルト食品などをそろえる。ビスケットやキャラメルなども、手軽なエネルギー源としてしのばせたい。東海さん一家は防災用品ショップに出掛け、ひと通りそろえてみた。
「バラエティーがあって、昔の『非常食』のイメージとは違うわね」と伊豆美さん。味だって悪くない。「どうせなら、好きな食べ物を入れておきたいな」と、遠州君と富士子ちゃんは声をそろえた。災害時にはストレスなどで食欲が低下しがち。少しでもおいしく食べられるように、との考え方も大切だ。
備蓄食料は、定期的に入れ替える習慣も付けたい。「毎年の防災訓練の日に試食して、飲料水も含めて更新する、というのがいいんじゃないかな」と駿河さん。賞味期限をできるだけそろえるのも、こつの一つといえる。
非常食とは別に、家庭には日持ちのする食品が普段から意外にあるものだ。探してみて、台所などにストックしておくのも、もしもの時に役立つかもしれない。