四月に開幕する浜名湖花博に向け、静岡国際園芸博覧会協会は十九日、県、浜松市はじめ警察、消防などの関連機関を交えた三回目の防災対策検討委員会を同市村櫛町の花博会場内にある協会本部で開いた。東海地震の注意情報が発表された段階で博覧会を中止することなどを盛り込んだ協会の防災計画を審議し、ほぼ承認した。
協会は検討委で挙がった指摘に基づいて細部を修正し、近日中に防災計画を正式決定する。さらに同計画に基づき、事故や火災、地震などの発生を想定した具体的な行動マニュアルを三月上旬までに策定し、職員やアテンダント、警備担当者らへの周知徹底を図る。開幕五日前の四月三日に会場で防災訓練を行う。
防災計画は医療救護、消防防災、大規模地震等防災の三本立て。このうち大規模地震等防災計画では、県が新設の「東海地震注意情報」への対応を今月六日の防災会議で取り決めたのを受け、同情報発表時に花博を中止することを盛り込んだ。注意情報以前の「観測情報」の段階では、通常運営の中で職員が情報収集に努める。
突発的に東海地震などの大災害が発生した場合は、隣接するゴルフ場に一時的に観客を誘導し、その後、指定避難地へと導くなど、周辺施設や地元との協力態勢の中で来場者の安全を確保する。
外部との情報連絡は一般電話回線のほか、県の防災行政無線と同ファクスを利用することも新たに決まった。会場内の観客誘導は、場内非常放送とハンドマイクで行う。
(2004年02月19日朝刊掲載)