5月14日=1億元(約15億6000万円)、20日=10億元、23日=20億元…6月4日=35億元…。増え続ける義援金の金額は、浙江省民の四川大地震被災者への思いやりの表れだ。5000万人の浙江省民が、心を一つにして被災地の支援に立ち上がった。
5月12日の地震の発生直後から多くの浙江省民が、義援金・物資の寄付、献血など迅速な支援活動を始めた。被災地でレスキューや緊急工事の機器不足の深刻さを知った男性は、アフリカに輸出する予定だった工具を急きょ転送した。義烏小商品市場の女性は地震のニュースを聞いた後、誕生日のパーティーに使う予定の5000元を寄付した。
白血病にかかっている14歳の少女は、治療のために家族の呼び掛けで各界から集まった寄付金10万元を、赤十字を通し、地震でひどい被害に遭った四川省の洛水中学校に贈った。少女の父親は、「娘はテレビで震災のニュースを聞いた後、銀行口座にあった寄付金の残金を被災地に贈りたいと言い出した。わが家は金がないけれど、子供の願いは尊重しなければならない」と話した。
義援金の金額には限りがあるが、その中に込められた思いやりの心は無限である。
集まった35億元の中には、1口で1000万元、100万元という高額なものもあるが一方で、10元、100元、さらに一角(約1・6円)、二角という少額だが四川の人々を助けたいという気持ちのこもったものもあった。寄付をした人のなかには、90歳以上の高齢者や子供もいる。彼らは自分のできる範囲で最大の支援をした。寄せられた物資は食料品のほか、テント6万張り、仮設住宅1万2000ユニットと、膨大な量となった。浙江省民の寄付活動に、同省在住の外国人も同調した。義烏では常駐している40カ国の商人が、延べ70万元を被災地に贈った。
(浙江日報・章建民)