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浙江好日

「景色」も商品に客集め 観光農業収入年間565億円

2010/03/13
 台州市仙居県では以前、菜種栽培による農家の年間収入は約1億3000万円にすぎなかった。しかし、「菜の花祭り」が開かれるようになってから、農家収入は急増し、観光関連だけで13億円以上になった。
 浙江省の農民1人当たりの平均耕地面積は3アール以下にすぎない。しかし観光農業、つまり景色を商品にすることによって、零細な農家も土地を「お金」に換えることができるようになった。
 浙江省農業庁の統計によると、2009年に同省では、農家が食事、観光、宿泊サービスを提供するレジャー観光農業で565億円の収入がもたらされた。
 今では風光明媚(めいび)で、山桃、桜桃、イチゴ狩りなど自然を楽しめる農業施設が省内各地に生まれた。レジャー農園は全部で1463カ所あり、内訳は現代農業科学技術園が168カ所、レジャーリゾートが884カ所、果物狩り園が411カ所となっている。
 余姚市農業担当副市長の鄭桂春氏は「余姚市ではお茶祭り、漬物祭り、山桃祭り、スッポン祭りなどの行事が毎月のように開かれている。大勢の観光客を集めることで、農家の収入だけでなく、農産物の販売も増えている」と話す。
 養蚕業を主要産業とする上虞市丁宅郷の農家所得は平均以下だった。その上、国際的な絹糸価格低迷で養蚕収入は下落が進む一方だった。
 そこで地元政府は04年から約130ヘクタールの土地に植えられていた養蚕用の桑の木を、実が採れる品種に植え替えるように勧めた。1アール当たり約2000円しかなかった農家収入は、桑の実狩りツアーを行うことで、8倍に増えた。副郷長の戴亜慧氏は「桑の実狩りを始めてからは、その他の産業も活発になった」と喜ぶ。
 浙江省農業庁の孫景★庁長は「浙江省では、観光客のニーズを満足させるレジャー農業と農産物販売を促進することで、農業の付加価値を高めるとともに、農業生産の効率化を図ることができた」と話す。
(浙江日報・章建民)

★は森の木が水

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観光農園でイチゴ狩りを楽しむ女性



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