親子4代が集まる日 桜井昭介さん一家(南区恩地町)
浜松市南区恩地町。普段は静かなこの町に、浜松まつりの3日間、ひときわにぎわう家がある。もう20年にわたって毎年練りに参加している桜井昭介さん(75)一家だ。
今年は東京に住む孫の暁光(あきみつ)さん(29)に長女の結ちゃん(6カ月)が生まれ、昭介さんにとってはひ孫の初子練り。70年以上の年齢差を超え、妻のいつ子さん(75)、息子の正史さん(53)夫婦らと共に4世代7人でまつりに繰り出す。
中区木戸町生まれの昭介さんは「ラッパの音を聴くと体がウズウズしてくる」という生粋の“浜松っ子”。まつり期間は、桜井家に県内外から親類20人以上が集まる年1回の機会だ。
「まつりは参加するもの」という信念を持つ昭介さんのもとで育った正史さんと暁光さん。「親子4代が一緒に参加するのがうれしい。毎年たくさん親類が集まるのもいい」と声をそろえる。
昭介さんにとって、初凧を揚げるのは今年で5回目。初子がいなくても、毎年練りのもてなしをするのがいつしか楽しみになった。昭介さんは「普段ほとんど会わない人も一緒に参加するから、地域のつながりもできる」。
親から子へ、家族から地域へ―。浜松まつりは親子の、そして地域のきずなを“つないで”いる。
※期間中の携帯サイトには凧揚げや御殿屋台引き回しの動画もアップします。