伝統の“まつり”でブラジル文化を発信―。浜松まつり初日の3日、市中心部で日本ブラジル移民100周年を記念したサンバパレードが行われた。浜松まつりの公式行事としては初の試み。町衆の「オイショ」の掛け声とサンバの打楽器の音がこだまし、両国のまつりっ子たちが日伯100年の歩みを祝福した。
パレードは午後5時、浜松市中区の鍛冶町通りをスタート。鈴木康友市長や記念事業の実行委員らが先頭を歩き、同市のサンバチームやブラジル人学校の生徒、有志の市民など総勢約300人が踊りや演奏を繰り広げた。華やかなサンバの列の後方からは、太鼓や笛、ラッパの音とともに市内5ブロックの組衆が登場。老若男女が入り乱れ迫力の練りを披露し、まつりムードを最高潮に高めた。
パレード開催に向け市国際課などが会場周辺の町を回った際、各町は「会所のトイレを使ってください」などと協力を申し出た。サンバチームの坂内隆二代表(48)は「浜松まつりで目抜き通りを歩くことは、チームにとっての名誉」と喜んだ。参加者の1人でミュージシャンのカカさん(25)は「皆で一体となって自分たちの文化を伝えることができて日本人の方に感謝したい。まつりは最高」と満面の笑みを見せた。
※静岡新聞・SBS携帯サイトではまつり期間中、凧揚げや御殿屋台引き回しの動画も配信。