浜松まつり最終日を迎えた5日、浜松市南区の凧揚げ会場では、強い雨にも負けずに各町が凧揚げを行った。子どもが主役の凧揚げや合同練りも繰り広げられ、まつりの楽しさや伝統を次世代に伝えようと町衆が奮闘した。
富塚町西「弥生組」は、酒井康守組長(46)一家の3世代6人が役員のたすきを掛けてまつりを引っ張り、同町の参加者約500人をもり立てた。
酒井組長を筆頭に、相談役の父哲一さん(76)、町の子どもたちを現場でまとめた妻かおりさん(44)、凧揚げで活躍した長男雄太さん(24)、練りの交通整理などを任された長女翔子さん(21)と次女綾子さん(19)の“まつり一家”。雄太さんの初凧以来、一家を挙げて参加し続けている。
初めてたすきを掛けた綾子さんは「昨年までは友達と遊んでいた。今年は遊ぶ時間はないけど、みんなに楽しんでもらうことが自分の楽しみになった」と笑顔を見せた。
「会所開きした4月6日からは会所が家のようなもの。準備を通じて家族で一緒にいる時間が増えた」と翔子さん。まつりが3世代をつなぐ。
鈴木和明組長代行(55)は「特にかおりさんが片付けなど皆が嫌がる仕事を率先してやってくれて、みんな感謝している」と話した。
酒井組長は「責任がある分、成功した喜びも大きい」と充実感をにじませた。
※静岡新聞・SBS携帯サイトで浜松まつりの動画がご覧になれます。