Jリーグ・ヤマザキナビスコ・カップ第1日(21日・ヤマハスタジアムほか=8試合)は1次リーグが開幕し、C組の磐田とFC東京は2―2で引き分けた。
【1次リーグ】
▽C組
(1)ヤマハ
磐田1分け(1) 2(1―2 1―0)2 F東京1分け(1)
▽得点者【磐】太田(PK)(1)田中(1)【F】今野(1)ワンチョペ(1)
▽観衆 11315人
【評】磐田は後半、攻勢に出て引き分けに持ち込んだ。
前半の磐田は連戦の疲れからか、動きが鈍くミスも目立って、ペースをつかめなかった。逆に14分、パスミスからピンチを招き、先制シュートを許した。43分にPKを太田が落ち着いて決め追いついたが、1分後、川口のパスミスから手痛い勝ち越し点を与えた。
後半は相手の足が止まったこともあって、主導権を握り、サイドからの崩しを主体に攻め込んだ。33分、左CKからチャンスをつかみ、村井のクロスを田中がヘッドで合わせて同点。このあとも攻勢を続けたが、やや詰めが甘く追加点は奪えなかった。
川口のミス、田中が救う
GK川口のミスをDF田中がスーパーゴールで救った。1点を追う後半33分、CKからの2次攻撃だった。村井からの左クロスを遠いサイドで待ち受けていた田中。「GKが出ていたのが見えていた。狙って打った」ボールはGKの頭を越えてゴールに吸い込まれた。
前半終了間際にGK川口のフィードミスから勝ち越し点を献上していただけに田中もガッポーズ。攻勢を仕掛けたが逆転とはいかず「引き分けは残念」と悔やみながらも、「ヨシカツ(川口)にはずっと救ってもらっていたし、ミスをみんなで取り返そうと誓い合っていた」と言葉に力をこめた。
川口もほっとした様子。前半からFC東京のカウンター攻撃にピンチの連続で、ワンチョペらのシュートを防ぎ続けながらも「2点目は完全なミス」。失点シーンを神妙に振り返り、「攻めに転じた後半のような動きが出来れば先は明るい。勝ち点1だったことを前向きにとらえ、次の対戦でひっくり返せばいい」と気持ちを奮い立たせた。
ドロー発進にとどまったものの、ユースの山本も前回のリーグ戦以上に落ち着いたプレーを披露し、田中のゴールをアシストした村井も復活の兆し。相次ぐ主力の故障をカバーするように、好材料も増えてきた。