Jリーグ・ヤマザキナビスコ・カップ第4日(11日・日本平ほか=8試合)1次リーグ第4戦を行い、3連覇を狙うA組の千葉とD組の甲府が敗れ、全勝チームはなくなった。C組の磐田はFC東京に1―2で屈した。
▽C組
(2)国立(F東京1勝1分け)
F東京2勝1分け1敗(7) 2(1―0 1―1)1磐田1分け3敗(1)
▽得点者【F】福西(1)ルーカス(PK)(2)【磐】上田(1)
▽観衆 10337人
【評】磐田はFC東京に先手を許すと、反撃を1点に抑えられて競り負けた。
磐田はボールを回しながらも攻めが遅く、戻りが早いFC東京の守備を崩せない。不用意なパスを奪われてカウンター攻撃でピンチを招く展開が繰り返された。相手のシュートミスもあったが、DF陣が粘り強くしのいでいた。しかし、前半ロスタイム、右CKから福西に押し込まれた。
後半も流れはFC東京。反撃したい磐田だが、相手の攻めをかわしながら、攻め手を探すものの、糸口は見いだせない。後半13分、中山を投入して点を取りに行ったが、守備陣のミスからPKを与えて2点目を献上。後半40分、中山とのワンツーから上田がゲットしたが、届かなかった。
1トップが機能せず
決勝トーナメント進出の可能性が消滅した。アジウソン監督は「後半、選手を鼓舞してやる気を引き出したが、1点しか決められなかった。Jリーグに集中したい」と肩を落とした。
立ち上がりから、自陣に引いた相手を攻めあぐねた。カレンの1トップ気味の布陣ではDFをまったく崩せない。それどころか、トップ下の成岡も孤立してクサビのボールが入る所を狙われた。動き回ってどうにか守備網をこじあけようと試みた太田も「動くスペースがなく、パスも横につないでいるだけ。待っているDFにつっこんでいくしかなかった」と打開策が見えなかった展開を嘆いた。
攻めが機能し始めたのは中山を投入して2トップの形にしてから。しかし、守備のミスから追加点を献上しては勝利は引き寄せられない。ミスに絡んだ大井は「みんなに謝ったが…。最悪でした」とがっくり。好セーブも実らなかったGK松井は「ロスタイムにやられた1点も痛かった。0点で抑えていれば、後半に繋げられたのに…」と唇をかむしかなかった。
1点差に詰め寄ってからも好機を作ったが、時既に遅し。序盤の動きの鈍さに「気持ちが入ってない」と鈴木はぶ然。中山も「覇気がない。まったくしょうがない」と険しい表情を浮かべ、リーグ戦に気持ちを切り替えることを強調した。