Jリーグ・ヤマザキナビスコ・カップ第6日(23日・九石ドームほか=8試合)は、1次リーグ最終戦を行い、C組の磐田は大分を3-1で下し、最終戦を飾った。
▽C組
(2)九石ド(磐田2勝)
磐田(7)2勝1分け3敗 3(1―0 2―1)1 大分(9)3勝3敗
▽得点者【磐】茶野(1)カレン2(2)【分】金崎(1)
▽観衆 9741人
【評】磐田はカレンの2得点などで大分を下した。
先にペースを握ったのは磐田。大分の動きも鈍く、ボールをつないで右サイドから攻め込んだ。しかし、詰めが甘く好機を逸すると、ミスからカウンター攻撃に遭って危うい場面も。守勢に回った時間帯を田中を中心にしのぐと、前半37分、右CKから茶野が頭で決めて先制した。
磐田は後半も不安定な立ち上がりだったが、7分、最初の好機をカレンがけり込んで、突き放した。ここから予選突破を目指す大分が激しく攻めこんできたが、34分にカレンがダメ押しの3点目を奪うと、相手の反撃も1点にしのいだ。
好連係、リーグ戦に収穫
予選突破の可能性がない磐田だったが、最終戦を勝利で締めくくった。カレンがいい形の攻めから2得点の活躍を見せ、約2カ月ぶり復帰の田中も好プレーを披露するなど、リーグ戦へ向けて収穫も得た。「復帰戦だから勝ちたかったし、公式戦3連敗もできない」と語る田中の表情も緩んだ。
試合前日は移動中、東名高速道路の事故渋滞で航空機の変更など余儀なくされた。大分に着いたのは磐田を出発してから約8時間後。疲労も重なりプレーに影響も出がちだったが、「こういう時こそ集中しよう」と田中。ベテラン勢の呼びかけで、心配された試合の入り方も上々だった。
1点リードで前半を折りかえすと、攻撃陣が最高の形でゴールを重ねた。中山のポストプレーからカレンが右足で鮮やかにシュートをけり込むと、途中出場の太田の右クロスを再びカレンが押し込んだ。決定力不足解消につなる好連係に、カレンも「1点目はコンビネーションでうまく決められて満足。2点目も狙い通り」と力強く語った。
だが、相変わらずミスからピンチを招くなど課題も多い。中山が「まだ集中を欠く場面もあった。慢心せず次につなげないと」と反省を促すと、カレンは「次のホームで負けられない。狙っていく」と気持ちを引き締めた。