Jリーグ1部(J1)第7節最終日(22日・万博記念競技場ほか=2試合)で磐田はG大阪にバレーの2得点などで2―5で屈した。G大阪は勝ち点16で首位に立った。
(1)万博
G大阪 5(3―0 2―2)2 磐田4勝3敗(12)
5勝1分け1敗(16)
▽得点者【G】バレー2(4)シジクレイ(1)橋本(1)二川(2)【磐】村井2(2)
▽観衆 14495人
【評】磐田は後半の追撃も届かず、G大阪の攻撃に屈した。
序盤からG大阪に主導権を握られ、磐田は守備に追われた。川口の好セーブなどで耐えていたが、前半7分、バレーに押し込まれて先制を許すと、前半14分にCKの混戦からシジクレイ、23分には再びCKからバレーに決められた。磐田は相手の速い寄せにパスが回らず攻め手がなかった。
糸口を見いだしたい後半、磐田は村井を投入し、さらに上田を前に上げて打開を試みた。G大阪の守備を崩せず苦しんだが後半24分、成岡のクロスに村井が走り込んで頭でゲット。33分には再び村井がミドル弾を突き刺して1点差に詰め寄ったが、逆に2点を奪い返されて力尽きた。
ミス連発、守りきれず 大量5失点完敗
G大阪の爆発的な攻撃力に粉砕された。「相手のプレッシャーも速く、力負けだった」。村井の1点目をアシストした成岡も、大量5点をもぎ取られるなど、完敗の試合内容に唇をかんだ。
開始直後から一方的に攻め込まれた。磐田の足が止まっていたのか、相手のプレスが激しかったのか。ボールをまったくつなげずにミスの連発。クリアボールを拾われて押し戻せない。相手の素早いパスに揺さぶられて、失点を重ねた。
DF陣の踏ん張りも限界がある。スーパーセーブ連発の川口も防ぎきれず、「どうしようもない。みんなバラバラ。声も出ていないし、動きもない」とぶ然。怒りは収まらず、「サッカーをやってきて、こんなひどい入り方は見たことがない。結果も屈辱的で言葉で表せない。強くないから1つ1つ大事に戦っていかないといけないのに…」と言葉を吐き捨てた。
後半、あきらめずに反撃を仕掛けたが、あまりにも3点差は重かった。リーグ戦で初という1試合2ゴールの村井も「話すことは何もない」としんみり。気を取り直して口を開いたものの、「点を取れたことは素直にうれしいが、試合は褒められた内容じゃない」とチーム状態の悪さを嘆いた。衝撃的な敗戦で、課題も噴出した。ここからの修正は難しいが、「これが実力。自分たちの招いた結果。ショックを受けていても仕方がない。いい面を伸ばし悪いところをなくす作業を続けていくしかない」と中山。チームリーダーの言葉には力がこもった。
太田、気合空回り
○…日本代表合宿に初招集された太田吉彰。「注目されるし、大事な試合。裏に抜け出し点を取りたい」と気合が入っていたが、大量5点を奪われての完敗に、苦渋の表情を浮かべた。
前半は立ち上がりから自陣での戦いに終始した。何とかしようと、サイドに流れるなど動き回ったが、前線で孤立。「ボールをほとんど触っていない。キープもできないし、押し上げもない。単調な攻めを続けていただけだった。相手は2列目、3列目から飛び出していたのに…」とふがいない展開を嘆くばかり。
後半に2点を返して追撃したが、「崩したわけではない。特に2点目は村井君のスーパーゴールだっただけ」。何とか立て直したい思いは強いものの、試合内容の悪さに「切り替えてと言っても…。この状態では…」と言葉もこの日の天候同様に湿ったままだった。