Jリーグ1部(J1)第10節(6日・エコパスタジアムほか=9試合)は、磐田が名古屋に1―0で競り勝った。名古屋の藤田は出場試合数を392とし、J1最多出場記録を塗り替えた。
(1)エコパ
磐田(6勝4敗)(18) 1(0―0 1―0)0 名古屋(5勝5敗)(15)
▽得点者【磐】カレン(5)
▽観衆 23142人
【評】磐田はカレンのゴールを守り切り、完封で名古屋を下した。
磐田は立ち上がり左サイドからいい形を作りかけた。しかし、攻撃が単発になって崩しきれない。徐々に名古屋にペースを握られると、守備ラインも低くなって守勢に回る時間帯が増えた。ボールをつながれて攻め込まれたが、粘り強い守りで得点を許さずに折り返した。
3バックに変えた後半は守備も安定し、中盤の押し上げから好機も作った。決勝点が生まれたのは名古屋の足が止まりかけた後半17分。右から中に切れこんだ太田のスルーパスをカレンが右足でけり込んだ。追加点は奪えなかったが、名古屋の波状攻撃を守備陣が体を張って耐え切った。
カレン絶妙ゴール
ワンチャンスを生かして貴重な勝ち点3をもぎ取った。決勝点を決めたのは若きストライカー、カレン・ロバート。太田からの絶妙なスルーパスに反応し、DF2人に競り勝って右足アウトサイドでゴールネットを揺らした。「あのコースしかなかった」と力強く振り返った。
前半から名古屋に主導権を握られて苦しい展開が続いていた。相手の寄せも早くなかなかいい攻めを繰り出せない。そんな重苦しい雰囲気も吹き飛ばす貴重な先制点。懸命に名古屋の攻めに耐えていた守備陣にとっても待望の一発だった。「静岡ダービーを落としてホームでは絶対負けられなかった。攻め込まれても0点で抑えていればチャンスが来ると思っていた」。菊地が口を開くと、大井も「少ないチャンスをカレンがよく決めてくれた」と感謝した。
先制点で一気に勢いに乗りたかったが、追加点を決めきれない。速攻も不発で終盤には藤田の攻撃参加を交えた名古屋の猛攻を受けた。だが、最後まで集中力は切れなかった。あわや失点かと思われた巻のシュートも川口がファインセーブ。守護神も「負けるわけにはいかなかった」と言葉に力を込めた。
ホームでは負け知らずの5連勝。決して快勝ではないが、勝負強さを発揮している。上位に食らいつくためには連勝が必要だけに、「しぶとい。これが強さにつながっていかないと」と中山。菊地も「連勝しないとこの勝利の意味がない」と次戦への意気込みを語った。