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2008リーグ戦(磐田)

【第15節】追い上げ及ばず 厚かった鹿島の壁

2008/07/06
 Jリーグ1部(J1)第15節第1日(5日・エコパスタジアムほか=6試合)は磐田が鹿島に1―2で敗れた。鹿島は3連勝、勝ち点28で暫定2位に浮上した。

(1)エコパ
鹿島(8勝4分け3敗)(28) 2(2―0 0―1)1 磐田(5勝2分け8敗)(17)  
▽得点者【鹿】小笠原(4)
本山(1)【磐】カレン(1)
▽観衆 18479人
【評】磐田は後半の反撃も、鹿島の分厚い守りにはね返された。
 前半の磐田は終始、ボールを支配して攻め込んだ。だが、攻めに変化が少なく、サイドを崩してもラストパスの精度を欠いたため、決定機をつくれず、攻めあぐんだ。
 逆に鹿島の抜け目ないカウンター攻撃に遭って、2点を奪われた。まず3分、新井場にサイド突破から小笠原に決められ、34分にも本山にサイドから崩された。
 だが、後半16分、村井の左サイドを破りカレンが合わせて、1点差に詰め寄った。この直後、前田を投入して一段と攻勢に出たが、徹底してゴール前を固める鹿島の戦法に追加点を奪えなかった。

厚かった鹿島の壁
 鹿島の壁は厚かった。前半立ち上がりに先制を許すと、攻めきれずに追加点を奪われる。無理な攻めを避けてカウンターを狙う効率的な試合運びの巧みさの前に敗れた。成岡は「失点しないように試合に入ったが…。自分のボールの取られ方も悪かったし、簡単に失点してしまったのが痛かった」と相手にとって理想的な展開に持ち込まれたことを悔やんだ。
 確かに早い時間に失点したのが響いた。やってはいけない得点だった。だが、「そこからの攻めでチャンスもあった」と田中は言う。ジウシーニョを起点に、右から駒野、左から村井と両サイドからいいクロスボールも入り、好機を作り出した。内山監督も「サイドで数的優位も作れた。駒野と村井が何度も攻めの起点を作ってくれた」と貫いた攻撃姿勢を評価した。
 指揮官の言葉通り、いい形で相手ゴールへ迫っていた。勝機がなかったわけではないが、展開は鹿島の狙い通りとも言える。成岡が「最後はシュート、ラストパスの精度が大事だと感じた」と語ると、田中は「やられた感じはしないが、相手はワンチャンス、ツーチャンスを決めてきた。しぶといと言うのか賢いというのか。最後はうまく守りきられた。そこが力不足の所」と鹿島の勝負強さを指摘した。
 カレンのゴール直後に投入された前田。逆転への期待には応えられなかったが、「まだ試合感覚がない。点を取るための動きではなかった」と反省したが、頼もしいエースの復帰。次節の活躍にチーム浮上の期待がかかる。

カレン今季初得点
 ○…カレン・ロバートが今季のリーグ戦初ゴールを決めた。2点を追う後半16分、村井からの低い左クロスがゴール前を抜けて逆サイドへ。ゴール右へ鮮やかに突き刺した。
 1点差に詰め寄り、スタンドにも反撃の合図に映った。「早い時間帯での失点だったが、行けそうな雰囲気があった」とカレン。「パスが来るとは思わなかったが、何かあると思いファーに詰めた。狭いスペースを抜けてきた。リーグで初得点だったし、うれしかった」と得点シーンを振り返った。
 しかし、追いつくことはできないまま。「負けてしまったが、内容は悪くなかったし、次につながる」と気持を切り替えると、「今日のゴールでほっとした部分もある。次はリラックスして臨める」とリーグ戦での連発を誓った。

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磐田―鹿島 後半30分、ゴール前で切り返しシュートに持ち込む磐田の前田(左)=エコパスタジアム



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