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2008リーグ戦(磐田)

【第5節】浦和に逆転許す

2008/04/06
 Jリーグ1部(J1)第5節第1日(5日・エコパスタジアムほか=7試合)エコパに浦和を迎えた磐田はジウシーニョの先制点を守れず1―2と逆転で敗れた。浦和は2連敗の後3連勝。
 
(1)エコパ
浦和(3勝2敗)(9) 2(0―1 2―0)1 磐田(2勝3敗)(6)
 ▽得点者【浦】阿部(1)闘莉王(2)【磐】ジウシーニョ(3)
▽観衆 27866人
 【評】磐田は追加点を奪えなかったのが響き、逆転負けした。
 磐田は前半2分、右サイドを突破した駒野の折り返しをジウシーニョが頭で合わせ、早々と先制した。これで主導権を握ると中盤を抑え、サイドに展開して攻勢を続けた。だが、44分にジウシーニョ、後半19分には万代がともにフリーの絶好機を外すなど、再三の加点機を逃した。
 守りはバランスを保ち、浦和に攻めの形をつくらせなかったが、徐々に破たんが生じた。後半26分、CKのこぼれをつながれて失点。34分には逆襲から勝ち越された。終了直前には中山を投入、前線を厚くする作戦も実らず3敗目を喫した。
 
好機に追加点奪えず
 同点とされた8分後、浦和・闘莉王に逆転ゴールをねじ込まれた。ここ一発の決定力を持つチームの怖さ。GK川口もセーブしきれず、「悪い試合ではなかったが…。少ないチャンスを個人の力でやられた」。攻守に磐田の良さが出ていただけに、守護神も悔しさをかみしめるしかなかった。
 「個に組織で対抗」。内山監督はもちろん、選手も戦い方を頭にたたき込んで試合に臨んでいた。前半2分、鮮やかに先制点を奪うと、素早いプレスからボールを絡め取って連動した攻撃を繰り出した。高原とエジミウソンを自由にプレーさせず、集中した守備で浦和の攻めを寸断する狙い通りの展開だった。
 しかし、何度も好機を生み出しながら決められない。結局、追加点を奪えなかったことが逆転の余地を与えた。「やはり2点目。こういう試合を勝てないのはきつい」と成岡。上田も「いい感じで前にボールが入っていた。追加点を取れるチャンスを決められなかったのが悔しい」と勝負弱さにくちびるをかんだ。
 神戸戦に続く逆転負けに、奮闘していた大井も「精神的にきつい」と漏らした。確かに、勝てる展開だっただけに悔しさも倍増するが、「反省を生かして戦っている。常に優勝争いしているチームとの差」と名波。3戦連発のジウシーニョも無念さをにじませ「この悔しさから立ち直るためには次に勝つしかない」と言葉に力を込めた。
 
駒野が初アシスト
 ○…鮮やかな先制点だった。前半2分、右サイドを突破した駒野友一の右クロスをジウシーニョが頭で合わせてゴールネットを揺らした。
 移籍からリーグ戦5試合目でようやくマークした初アシスト。「DFを抜いて中を見る余裕がなかったから、自分の感覚で入れた。ジウシーニョがうまく決めてくれた」と振り返ったが、逆転負けに悔しさがにじむ。「いい形で試合に入れているが、前半に追加点がほしかった」と残念がった。
 日本代表の試合などもあって移籍後、チームできっちりと連係を向上させる時間もなかなか取れなかった。ここまで持ち味を見せつける場面は少なかったが、このアシストでエンジンもかかったはず。「遠慮しているところもあったが、これで吹っ切れた。思いっきりいける」と頼もしい言葉を口にすると、「(勝ったり負けたりの)流れを断ち切らないと上には行けない」と気合を入れ直した。

高原、動きさえず
 ○…鳴り物入りで浦和に加入した高原の動きがさえない。
 3月下旬の日本代表の中東遠征中に痛めた右太もものけがも癒え、3試合ぶりに先発したが、シュート0本で後半19分に退いた。代表戦も含めて、依然今季はノーゴール。チームの3連勝にも「自分のプレーをもっとよくしないと。今のままでは仕方ない」と、歯切れが悪かった。

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磐田―浦和 前半2分、ヘディングで先制ゴールを決める磐田のジウシーニョ(右から2人目)=エコパスタジアム



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