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2008リーグ戦(磐田)

【第9節】初の連勝で勝ち星5分に 

2008/04/30
 Jリーグ1部(J1)第9節第1日(29日・ヤマハスタジアムほか=7試合)で磐田は京都を2―0で下し、今季初めて連勝した。

(1)ヤマハ
磐 田(4勝1分け4敗)(13) 2(2―0 0―0)0 京都(3勝2分け4敗)(11) 
▽得点者【磐】田中(1)西(2)
▽観衆 11642人
 【評】磐田は田中の得点で先手を取ると、京都の反撃をしのぎ、完封勝ちで今季初の連勝をマークした。
 立ち上がりから運動量に勝る磐田が押し込んだ。先制点は前半3分。右CKから田中が体でゴールに押し込んだ。さらに攻め手を緩めず、連動したパス回しから相手ゴールに迫った。何度か好機を逸していたが、同36分、村井、上田とつなぎ、スルーパスを受けた西が落ち着いて2点目をゲットした。
 完全に磐田の流れと思われたが、後半は3トップ気味に布陣を切り替えてきた京都の攻めに守勢に回った。運動量も落ち、セカンドボールも拾われる苦しい展開が続いたが、DF陣を中心に粘り強い守備でゴールを割らせなかった。

後半耐え無失点
 今季初めての2連勝で、勝ち星を5分に戻した。鮮やかな先制攻撃を決めると、追加点で相手の勢いを止めた。前半は理想的な展開で京都を攻守に圧倒した。第2節・G大阪戦以来の完封勝利に、川口は「前半は動き出しも良くボールも回った。失点も久しぶりにゼロ。それを良しとしたい」と振り返った。
 しかし、守護神の言葉は弾んではいなかった。「後半は失速。暑さもあったが、動き出しも減ってパスに顔も出せなくなってボールを保持できなかった」と。一転して守勢に回った後半の展開に渋い表情を浮かべた。これまでの敗戦では失点を重ねる脆さを露呈していただけに、「それでもしっかり耐えた」と評価することも忘れなかった。
 2点目が大きかった。連動したパス回しから決めた西は「疲れたが、取りあえず星を戻せた」。連勝に表情は明るかったが、楽観はしていない。後半の劣勢に反省の言葉を連ね、「こんなこと(後半の展開)していたら勝てない。次に勝つことが大事。エスパルスをたたいて、ここから貯金を積んでいかないといけない」。連勝で一息をつくことはなかった。
 その清水も2連勝。調子を上げているだけに、激戦は必至。2アシストの上田が「まだ90分通して、いいプレーができているわけでない。このいい流れで臨みたい」と言葉に力を込めると、好守備を見せた鈴木も「前半のようなサッカーをしないと。清水に勝てばさらに勢いがつく」。早くも静岡ダービーモードに切り替わった。

田中が先制点
 ○…鮮やかな先制点を決めたのは守備の要、田中誠だった。前半3分、上田の右CKに体ごと飛び込んだ。
 「相手に押されて、腰辺りに当たった。入って良かった」。勝利につながる貴重なゴールは昨年10月20日の鹿島戦以来の得点。これまでゴールが勝利に結びつくことが少ないことを口にしていただけに、「先制点だったし、DFも無失点で抑えられたし、気持ちいい試合だった」と笑顔で勝利を喜んだ。
 言葉通り後半は見事なクリアでピンチも救うなど本職の守備でも面目躍如。この試合のMVPにも選ばれたが、「これまで不甲斐ない試合が続いていたが、今日はみんな集中し、体を張っていた。サポーターのためにも、こういう試合を続けていかないといけない」と語り、次節の清水戦に向けて気持ちを引き締めた。

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磐田―京都 前半3分、先制ゴールを決める磐田の田中(右から2人目)=ヤマハスタジアム



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