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2008リーグ戦(磐田)

【第11節】後半崩れる

2008/05/07
 Jリーグ1部(J1)第11節(6日・ヤマハスタジアムほか=7試合)は、ホームの磐田が川崎に1―4で逆転負け、清水も新潟に0―3で敗れた。


(1)ヤマハ
川崎(6勝2分け3敗)(20) 4(1―1 3―0)1 磐田(4勝2分け5敗)(14) 
▽得点者【川】谷口(4)寺田(1)ジュニーニョ2(4)
【磐】万代(3)
▽観衆 13602人

【評】磐田は川崎の攻撃力に耐えきれずに逆転負けした。
 立ち上がりは磐田のリズムだった。西を起点に両サイドを使って積極的な攻めを仕掛けると、前半9分、犬塚のパスを受けた万代が右足で先制ゴールを決めた。だが、磐田のいい時間帯は続かず、逆に川崎の反撃に守勢に回った。川口やDF陣がしのいでいたが、前半23分、FKを谷口に決められ追いつかれた。
 後半も川崎の流れは変わらなかった。2分に右CKから逆転弾を許すと、川崎の攻めに圧倒され続けた。11分に戦列復帰したばかりの前田を投入したものの、展開は変わらない。最後は守備網も決壊し、14分、16分と立て続けに追加点を奪われて力尽きた。 

「持続性ゼロ」終始守勢
 勝ち越しを狙うはずだった後半、何度も揺らされたのは磐田のゴールネットだった。圧倒的な攻撃力でねじ伏せられての完敗に、田中も疲労困憊(こんぱい)。「セットプレーの2失点はもったいなかったが、圧倒された試合。やりたいことをやられた。思うようにパスを回され、翻弄(ほんろう)された」とがっくりと肩を落とした。
 磐田らしい攻めが見せられたのは前半の初めだけだった。初先発の山崎も不発。スペースでボールを受けて突破を試みた西は、川崎に主導権を握られ続けた展開に、「いつもの入りだった。万代のシュートもうまかったし、前半20分までは前に行けていたが、持続性はゼロ。いつも通りだめになった」と嘆いた。
 何とかピンチをしのいで同点のまま後半勝負に持ち込んだまでは良かった。だが、パスサッカーの生命線とも言える中盤が機能しないと攻め手は見つからない。開始直後に失点すると、相手の勢いは増すばかり。万代が「前節の清水戦の反省が生かされなかった。自陣に押し込まれて回されては…」と悔やむと、村井も「トップを含めて中盤でためが作れずにボールを失うパターンが続いた」と振り返るしかなかった。
 故障者と出場停止が重なったとはいえ、地力の差を痛感した試合でもあった。村井は「圧倒的にやられたので、切り返すしかない。何が悪かったのか見直したい」と現状を真摯(しんし)に受け止めた。どう修正していくのか。川口は「こういう試合もある。甘くないということ」と口を開くと、「4点取られて、あきらめた雰囲気もあったのが悔しい。最後まで戦う姿勢を見せないといけない」と苦言も呈した。

前田、悔しい復帰戦
 ○…ヤマハスタジアムのピッチにやっとエースストライカーが戻ってきた。日本代表戦で右ひざを痛め復帰を目指してきた前田遼一。後半11分、今季初のピッチに登場すると、サポーターのひと際大きな「マエダ」コールがわき上がった。
 逆転を許した直後の登場だった。その直後に左サイドに入り込んだ村井にスルーパス。サポーターの期待も高まったが、いい形でボールがわたるシーンはほとんどなく、「交代で入ってあれではだめ。ひどかった。実力が出た」。復帰戦を白星で飾れず渋い表情を浮かべた。
 練習試合など実戦をこなさずぶっつけ本番。不安を抱えながらの復帰だったが、決定機を作れずにゴール枠の上に外れたミドルシュート1本にとどまり、チームは追加点を奪われての大敗。「くさびのボールやスローインを受けるのも初めて…。でも、うまい人はそれでもできる。すべて出直しです」と謙虚に受け止めた。

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磐田―川崎 前半9分、磐田万代(中央)が左から先制シュートを決める=ヤマハスタジアム



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