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2008リーグ戦(磐田)

【第12節】ゴール遠く

2008/05/11
 Jリーグ1部(J1)第12節第1日(10日・東北電力スタジアムほか=7試合)は、磐田が新潟に0―1で競り負けた。

(1)東北電
新潟(4勝3分け5敗)(15) 1(1―0 0―0)0 磐田(4勝2分け6敗)(14)
▽得点者【新】アレッサンドロ(6)
▽観衆 33657人   
【評】磐田は先制を許すと、新潟の守りを崩せずに完封負けした。
 磐田は立ち上がり、村井の突破からCKを奪うなど攻めこんでいた。だが、前半17分、中盤の寄せが甘くなった一瞬のすきを突かれて先制された。これで流れは新潟。中盤のミスから攻め込まれて防戦一方。再3、危うい場面を作られたが、何とかしのいだ。
 反撃を狙った後半だが、強引な攻めが目立ち決定機はできない。同15分、投入された前田のキープから打開を図ったが、DF網は堅い。同26分、ゴール前のこぼれを拾った前田のシュートもかき出された。直後に加賀が2枚目の警告で退場。数的不利の中、前田を起点に攻め込んだが、追いつけなかった。

プレス効かず苦境に
 まるで前節の川崎戦の終盤を再現したようなふがいない序盤の展開だった。ゴールの予感すらなかった前半。1度は矢野のシュートを防ぎながら、先制点を押し込まれた川口は、J1通算300試合出場を飾れず「すべて後手に回って、前半はいいところがなかった。失敗を恐れずにアグレッシブにいかないといけないのに…」と力なく振り返るしかなかった。
 守護神は言葉を続けた。「清水戦の後半から、同じようなリズムで試合をしてしまっている」。いったんバランスを崩し、後手に回り始めると全く修正できない。中盤のプレスがまったく効かずに相手にボールを回されて、ゴールを割られる。川崎戦でも同じ展開を続けた。修正を試みたはずだったが、その後の紅白戦でも改善できないまま。西も「紅白戦とまったく同じ。勝てない相手ではないのに、前でためもできない」と肩を落とした。
 選手の表情には苦悩の色が浮かんだが、何とかして苦境から脱するしかない状況だ。しかし、好材料もある。調子を戻しつつある前田が入った後半は、息を吹き返したように、積極的な攻めも出始めた。川口が「自分たちは失う物はない。原点に戻って積極的にいくだけ」と気持ちを奮い立たせると、中山も「しっかりと受け止め次につなげる。心してやるしかない」と言葉に力を込めた。
 得点差以上に大きな痛手となった試合だったが、ズルズル後退はできない。ここからどう立て直すか。次戦の戦いが正念場となる。

切れ戻った村井クロス実らず…
 ○…切れを取り戻しつつあった左サイドのスペシャリスト村井慎二。再3、左サイドから仕掛けてクロスボールを送ったが、ゴールを演出することはできずに完封負け。試合を振り返る言葉にも力が入らなかった。
 前半立ち上がりから積極的に仕掛けた。しかし、DFに跳ね返されるなど、FWとの呼吸は噛み合わないまま。「シュートも打てなかったし、ゴールが入る感じもなかった。まったくチャンスもなく、崩せていなかったし、中盤のプレスも効かなかった」といい所がなかった前半の展開を悔やんだ。
 次節に向けて気持ちを切り替えて臨むしかない状況に追い込まれ、「この試合がかなり重要な試合だったのに…」。まさかの連敗にショックを隠せなかった。

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新潟―磐田 前半、攻め込む磐田・中山=東北電力スタジアム



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