Jリーグ1部(J1)第24節第1日(13日・日本平スタジアムほか=7試合)オフト監督を迎えた磐田は0―2で京都に屈した。清水は3―1で札幌に快勝した。
(2)西京極(1勝1敗)
京都(35) 2(1―0 1-0)0 磐田(26)
▽得点者【京】柳沢(8)シジクレイ(1)
▽観衆 13738人
【評】磐田はPK失敗など好機を逸し、京都に2点奪われて完封負けした。
失点は前半2分。守備のミスも重なり柳沢に流し込まれた。落ち着きを取り戻すと、名波を起点に右サイドの駒野を使って何度となく、いい形を作ったが、前田、ジウシーニョが決めきれない。28分、ゲームを作っていた名波が左もも裏を傷めて退いてからは、打開の糸口を見いだせないまま折り返した。
後半もリズムに乗れずにいたが、12分、村井が倒されてPKを得た。しかし、ジウシーニョが外して追いつけない。逆に29分、左CKから2点目を奪われた。34分、村井の折り返しも上田が決められず、終盤の攻めもゴールには届かなかった。
名波が今季初先発
MF名波浩が今季初めて先発した。磐田では06年7月のG大阪戦以来、2年2カ月ぶり。トップ下で、ゲームを作ったが、前半28分に無念の負傷交代。オフト監督の初戦を白星で飾れなかった。
オフト監督着任から2日間の紅白戦で1試合以上の時間をプレーし、右足もも裏にかなりの張りがあった。だが、大事な1戦。集中して臨んだが、「リズムが良くなった時に…。申し訳ない。オフトのサッカーを1番知っているし、具現化したかったが…」。冷静に語ったが、言葉には悔しさがにじんだ。
「チャンスがなかったわけではない。けが、計算外の失点、PK失敗と負の連鎖が…。だから今の順位かな」。首を捻ったが、「流れを1つ変えるには先制点が大事。ゲームは待ってくれない。選手はやるべきことをやるしかない」と気持ちを切り替えた。
7試合勝ちなし チームワースト記録に
オフトジュビロの初戦は黒星スタートだった。相手の2倍以上、13本のシュートを放ちながら、好機をことごとく逸して無得点に終わった。7月17日の名古屋戦に勝ってから2カ月間、7試合勝ち星なしはチームワースト記録となった。
サポーター席からはブーイングも飛んだが、オフト監督は「サポーターは我慢してほしい。こんな時はパニックになってしまうものだが、パニックになったら目標が分からなくなる」と呼びかけた。結果は完封負けだったが、着任から4日目。指揮官は「負けた理由はミスが2度あったから。それ以外に好機を与えなかった。今後に希望が持てた」と手応えを強調した。
選手は次につながる形も出ていたことを分かっていても足どりは重い。「いいチャンスがあったが、なぜか悪い流れが変わらないし、ちょっとしたスキから失点…」と田中の言葉も湿りがち。鈴木は「パスが全部足元で、前が孤立。監督が言うノーリスクの意味を勘違いしている」と不安視された戸惑いが出たことを悔やんだ。
鈴木は続けた。「いっぱい出た問題点を監督が修正してくれるはず。切り替えてやるだけ」と。次戦まで1週間。川口は「監督は試合前、ミスしても自分たちのサッカーをやれ。ミスがないことは主導権を取れていないこと―と話した。そうしないと次につながらない。勝てば状況が変わる」と言葉に力を込めた。