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広報から(磐田)

きっかけ

2008/10/03
 9月28日(日)第27節、この試合に負けると降格争いをしているチームと離れてしまう。何でもいい、きっかけがほしかった。
 オフト監督が就任し、まず修正したのがトップ下のポジションだった。第24節では、オフトサッカーをよく知る名波浩選手を配したが前半28分、けがで途中交代し敗戦。第25節ではカレン・ロバート選手をFWからMFへコンバートしたが連敗。第26節では1―5と大敗をきっす。
 そんな中で迎えた第27節。ホーム・ヤマハスタジアムは試合前から異様な雰囲気に包まれた。サポーターの寄せ書きによって作られた横断幕がウオーミングアップ場に張られ、あらゆる個所で試合前から応援が続いた。スターティングメンバー発表のとき、トップ下へ先発デビューしたのは19歳の松浦拓弥選手だった。地元浜名高校を卒業した2年目の若武者(サッカー小僧)が緊張感と緊迫感の中、ベールを脱ぐ。前半22分、その松浦選手が出した縦パスに飛び出したジウシーニョ選手が倒されPKをゲット。これを前田遼一選手が決めて1―0の勝利! 試合後、松浦選手は「ぜんぜん疲れてないですよ。あっという間に90分が過ぎました」と頼もしい言葉を残した。純粋にサッカーと向き合い、小さいころから憧れていたジュビロ磐田でのプレー。彼にとってはどんな順位でも楽しい場所、うれしいグラウンドだったようだ。
 ジュビロ磐田への気持ちが大きい人たちが、この状況を支えている。サポーターを見ていても松浦選手と同じ目をした人たちが大勢いた。

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第27節で先発デビューを果たした19歳の松浦拓弥


情熱細胞ロゴ 「広報から」は静岡新聞夕刊「情熱細胞」掲載の「J-Strut」の転載です

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