全国高校総体(インターハイ)第3日は30日、埼玉県で10競技を行い、サッカーの東海大翔洋は前半に挙げた得点を守りきり、1―0で正智深谷(埼玉)を下した。
▽2回戦
東海大翔洋 1(1―0 0―0)0 正智深谷(埼玉)
▽得点者【東】鈴木
【評】東海大翔洋は正智深谷の猛攻を粘り強い守りでしのぎ得点を許さず、辛くも逃げ切った。
東海大翔洋はMF高浜を起点にボールが回り始めると、前半19分、左サイドを突破したMF相川のクロスをFW鈴木が直接合わせて1点を先制した。その後もボールを支配したが、パスの精度が上がらず、決定機を作れなかった。
後半に入り、正智深谷がリズムをつかみ始めると、自陣に押し込まれる時間帯が続いた。それでも後半14分にDF望月が体でシュートを防ぎ、23、24分にはDF大島がゴール前のボールをはじき返して最後まで得点を与えなかった。
鈴木、左足の一撃
○…苦しみながらもつかんだ1勝の重みは大きかった。東海大翔洋は正智深谷(埼玉)の再三にわたる猛攻をしのぎきり、虎の子の1点を守り抜いた。賤機監督は「よく我慢して守ってくれた。こういう試合を乗り切るのは自信になる」と辛勝の味をかみしめた。
重苦しい雰囲気をストライカーの一撃が振り払った。前半15分にボランチ佐藤が右足首を痛めて途中交代。そのわずか4分後だった。FW鈴木が左サイドから上がったクロスに直接合わせて左足を振り抜くと、ボールはゴールネット右隅を揺らした。「いいボールが来たので決めなければと思った」と鈴木。初戦で無得点に終わった悔しさを晴らした。
だが、それ以降は苦しい時間帯が続いた。GK風岡主将が「暑さと疲労から足が止まりかけていた」と振り返るように、前半終了間際からは防戦一方で、思うように攻め込むことができない。それでも、声を出して集中力を切らさず、後半の度重なるピンチも、チームリーダーの好セーブとDF陣の体を張った守りで切り抜けた。
大分鶴崎(大分)とぶつかる3回戦では、警告が累積したMF鎌田を欠き、負傷した佐藤も欠場する可能性が高い。苦境にも指揮官は「影響は大きいが、チームが一丸となるいいチャンス。ほかのメンバーでカバーしながらチャレンジしたい」と前を向いていた。