サッカーの第87回天皇杯全日本選手権(日本サッカー協会、Jリーグ主催、静岡新聞社共催)第10日は8日、松江市営陸上競技場などで5回戦7試合を行い、ホンダFC(静岡県代表)がJリーグ1部(J1)の名古屋を2―0で下した。
▽5回戦(松江)
ホンダFC(静岡) 2(0―0 2―0)0 名古屋(J1)
▽得点者【ホ】鈴木、新田
▽観衆 3755人
【評】2トップの鈴木と新田が決定力を見せ付け、ホンダFCが格上の名古屋を破った。
前半は左サイドの本田を起点とした名古屋のパス回しに圧倒された。開始早々と16分にはFWヨンセンに決定的なチャンスを与えたものの、GK川口を中心にゴールを死守した。
先制点は後半23分、カウンター攻撃で奪った。MF土屋のパスに走り込んだ鈴木がゴール左隅にシュートを決めた。6分後にはMF柴田からサイドチェンジのパスを受けたDF桶田がクロスを上げ、鈴木のシュートのこぼれ球に新田が詰めて追加点を奪った。43分にDF岩淵が2度目の警告で退場となったが、最後まで集中を切らさずに名古屋の猛攻をしのぎきった。
スピードでまた“金星” 石橋監督「理想のサッカーできた」
○…ホンダFCのスピードが名古屋を上回った。東京V(J2)、柏(J1)に続く金星を挙げ、DFの石井主将は「チーム一丸の勝利。選手に自信が生まれている」と胸を張った。
「理想のサッカーができた」と石橋監督がうなずいたのは後半の攻撃。高い位置からプレスを掛け、ボールを奪うと速攻に転じた。先制点をアシストしたMF土屋は「チームでボールの奪いどころを意志統一し、相手より早くサポートができた」と分析した。
少ないタッチでボールを動かす連動性は鮮やかだった。「流れの中でフリーになった。気持ちに余裕があるので思いっ切りプレーできている」。県代表決定戦から5試合連続となるゴールを決めた鈴木は先制した場面を振り返った。2点目もMF柴田のロングパスと前線の動きがかみ合った。得点者の新田は「みんなで決めたゴール」と喜んだ。