静岡ユース(3) 1(1―0 0―0)0 U―18米国代表(0)
▽得点者【静】松田(河井)
【評】静岡は点差以上の内容で初戦を飾った。
静岡は前半8分、右サイドに展開、河井の巧みな折り返しを松田が頭で合わせて、早々と先手を取った。主導権を握った静岡は、中盤を抑え、河井を起点に米国ゴールに迫った。後半12分には松本がフリーで抜け出し、GKと1対1となるなど、その後も決定機をつくったが、詰めが甘く、追加点は奪えなかった。
だが、守備陣が安定したプレーで米国の反撃に対応。終盤、押し込まれたが要所をきっちり抑え、最後までゴールを割らせなかった。
米国は動きが鈍く、時折見せるカウンター攻撃も届かず、苦戦を強いられた。後半25分には退場者を出し、数的不利になって反撃できなかった。
藤枝東高コンビ躍動 河井・松田
○…静岡ユースが外国チームから7年ぶりの白星を挙げた。勝利の立役者は藤枝東高の河井と松田だ。
前半8分、右サイドで松本のパスを受けた河井がゴール前にふわりと上げると、ニアサイドに飛び込んだ松田が頭で合わせた。
絶妙のコンビネーションでの得点に、河井は「いい形でパスをもらったので早く中へ入れた。期待した通り松田がしっかりと詰めてくれた」と、してやったりの表情。松田は「これは藤枝東の攻撃の形。河井からボールが絶対来ると思ったので思い切り走り込んだ」と笑顔を見せた。
優勝を狙った全国総体では、3回戦で0―1で流通経大柏(千葉)に敗れた。松田は1点の重さを痛感した。FWは点を入れるのが仕事だから、もっとシュートの意識を持とうと誓った。この試合でもシュートは得点を挙げたこの1本だけに終わり「まだプレーにどん欲さが欠ける」と反省も忘れなかった。
河井は「外国の強豪を相手に、得点をアシストできたことは自信になった。しかし早いプレスをかけられると、慌ててパスミスすることも多かった」と自分のプレーを冷静に分析した。
12日には日本代表と対戦する。2人とも以前、代表候補合宿などに参加した経験がある。代表のメンバーは顔なじみが多い。河井は「ゴール前で細かくつないで崩したい。何より1対1で負けるわけにはいかない」と闘志を見せる。松田も「勝つことはもちろん、自分のプレーを代表のスタッフにアピールしたい」と抱負を語った。
攻守に精彩欠いた米国
○…「われわれのプレーができなかった」。こう振り返ったジェンキンス監督の言葉が、米国の出来を端的に示していた。
不慣れな猛暑に苦しんだ。「慣れない暑さでも力を発揮できなければ」と、マロセビック主将は気丈なところを見せたが、立ち上がりから攻守に精彩を欠いた。
前半38分、マロセビックとの連係からウィーダマンがフリーでゴール前に飛び込んでシュート。GK赤堀に跳ね返されたが、この場面が前半、唯一の見せ場だった。後半の反撃もカウンター頼みで、静岡の最終ラインを突破できなかった。
第2戦は、日本相手に鋭い動きを見せたウクライナと対戦する。「暑さを言い訳にしたくない」と、ジェンキンス監督は巻き返しに意欲をのぞかせた。