U―18米国代表(3)1(0―0 1―0)0 U―18日本代表(0)
▽得点者【米】バリー(ウィーダマン)
【評】ともに動きに精彩を欠いたが、ワンチャンスをものにした米国が競り勝った。
試合はキープ力に勝る日本の主導で進んだ。前半14分、素早く抜け出した杉浦がGKと1対1の場面をつくったが、わずかにシュートを外した。このあとも攻勢を続けたが、球離れが遅いため、米国のチェックに掛かって決定機を生み出せなかった。
米国はこの試合も暑さに苦しんだ。このため、立ち上がりから押し込まれ、なかなか攻めの形ができなかった。だが、後半22分、カウンターから左に展開、ウィーダマンの折り返しをバリーが押し込んで、しぶとく決勝点を奪った。
暑さに苦しみ動き鈍い米国
○…米国はこの大会に備え、涼しい北カリフォルニア・サンノゼで合宿を行ってきたという。ところが、待っていたのは厳しい暑さだった。このため動きは鈍く、静岡ユースとウクライナに完封負けを喫した。日本戦も切れ味に乏しく、立ち上がりから押し込まれた。
しかし、国の代表意識で日本を上回った。後半22分の貴重な決定機を逃さず、バリーが決勝ゴールをたたき出した。
「やはり勝利は素晴らしい。(連敗していた)痛みを和らげてくれる」。米国のジェンキンス監督は、暑さに苦しみながらつかんだ1勝に安どの表情を浮かべた。
チームのまとまり欠く
代表の意地をかけた米国戦だった。「選手は全力を尽くしてくれたが、残念な結果に終わった」。敗戦の将・牧内監督の言葉に力はなかった。
前の2戦に続き、この日も選手たちの動きは鈍かった。遅い攻守の切り替え、パスやシュートの精度も欠いた。「1人1人の動く量が圧倒的に少なかった。今後は選手の入れ替えもある」と牧内監督は嘆いた。
チャンスがなかったわけではない。前半14分、主将の杉浦がゴール前に抜け出しシュート。しかし惜しくも左側に外れた。その後も相手パスをカットしシュートを見せたがゴールネットを揺らすことはできなかった。
相手DFのタックルで右肩を痛め退場した吉田は、「やることがバラバラではっきりしなかった」と3試合を振り返り、「最後までチームが1つになれなかった」と唇をかんだ。