Jリーグ・ヤマザキナビスコ・カップ第6日(23日・日本平スタジアムほか=8試合)は、1次リーグ最終戦を行い、B組の清水は1次リーグで敗退した。B組は勝ち点8で4チームが並ぶ混戦だったが、当該対戦で横浜Mが清水を抑えた。
▽B組
(2)日本平(清水2勝)
清水(8)2勝2分け2敗 3(0―0 3―0)0 大宮(8)2勝2分け2敗
▽得点者【清】チョ(1)藤本(1)太田(2)
▽観衆 6346人
【評】清水は後半に3点を奪い快勝したが、1次リーグ突破はならなかった。
清水は前半、連係ミスもあって攻撃の形を作れず苦戦。17分の矢島のシュートもポストに嫌われ、好機を生かせない。36分に枝村を投入したが変わらず、無得点のまま折り返した。
後半にようやくエンジンが掛かり、15分、後半から投入されたチョ・ジェジンが市川の右クロスを頭で合わせて先制。20分には枝村が倒されて得たゴール正面からのFKを藤本が鮮やかに左隅に決めた。さらに43分、フェルナンジーニョのパスを受けた太田が倒れ込みながらゴールに流し込んで3点目を挙げた。守ってはホーム初先発のGK山本海が堅守で最後まで大宮にゴールを許さなかった。
快勝も1点足りず 得失点並ぶ 当該対戦●
同時進行のBグループのもう1試合で、柏が3―0と横浜Mをリードしていた。後半だけで3点をたたき込んだ清水が横浜Mを得失点差で上回るには、あと1点。不可能と思われた大逆転の1次リーグ突破がすぐそこに迫った。
だが、無情にも試合終了のホイッスル。奇跡まで、あと一歩だった。
前半は連係ミスからほとんど決定機を演出できなかった清水だったが、後半、別のチームのように躍動し始めた。流れを変えたのは15分、市川の右クロスを頭で合わせたチョ・ジェジンの先制点だった。均衡が破れ、一気に清水がペースを握ると、20分、ゴール前のFKから「ニアに速いボールをければ、という狙い通り」のキックで藤本が加点。さらに43分、途中投入の太田が「点を決めることだけ考えていた」と気迫で3点目をもぎ取った。
横浜Mと勝ち点、得失点差で並びながらも、当該チーム同士の対戦成績で惜しくもナビスコ杯敗退となった。だが、選手らに落胆はない。先制点をアシストした市川は「チャンスに決めきれない課題は残ったが、次につながる試合」と前を見据えた。長谷川監督も「気持ちが伝わるゲームをやってくれた。選手を誇りに思いたい」。興奮冷めやらぬ表情で選手らをたたえた。