Jリーグ1部(J1)第1節第1日(3日=日本平スタジアムほか=7試合)は、清水が神戸を1―0で下した。昨季王者の浦和は初昇格の横浜FCに苦しんだが、後半40分に永井が決め、2―1で辛勝した。昨季2位の川崎は鹿島に、G大阪は大宮に、横浜Mは甲府にそれぞれ1―0で勝った。広島とFC東京は点の取り合いとなり、広島が4―2で制した。大分は新潟と1―1で引き分けた。
(1)日本平
清水 1勝(3) 1(1―0 0―0)0 神戸 1敗(0)
▽得点者【清】青山(1)
▽観衆 18333人
“泥臭く”開幕勝利 新布陣、連係に課題
内容うんぬんではなく、何よりも結果がほしかった。清水は苦しみながらも白星スタートに成功した。
この日は、最終ラインの踏ん張りばかりが光った。GK西部は果敢な飛び出しを繰り返し、後半28分には至近距離からのシュートを好セーブ。ロスタイムには、DF市川が体を投げ出して決定的なピンチを切り抜けた。
「タフな試合だったが、DF陣が集中力を切らさなかった。満足のいくものではないが、勝ち点3を取ったことでサポーターの声援に応えることができたと思う」。長谷川監督の表情からは安堵(あんど)感が漂った。
新戦力のフェルナンジーニョをトップ下に置き、杉山をボランチに据える新フォーメーションへの切り替えはまだ途中段階だ。開始直後のセットプレーで先制点を奪った後は、攻撃がペースダウン。3トップの位置で攻撃の中枢を担うフェルナンジーニョと周囲との連係も、いまひとつだった。
中盤右サイドに入った藤本は「もっとボールを動かして相手を疲れさせるようなプレーをしたかった」と振り返る一方、「メンバーも戦い方も変わって、最初からうまくいくのは無理。これから徐々に良くなっていけばいい」と先を見据えた。
昨季リーグ2番目に少ない失点数を誇った守備陣の踏ん張りで、泥臭く勝ち点3を確保した清水。攻撃面での課題を浮き彫りにしつつ、「優勝争い」を目標に掲げるシーズンが始まった。
攻守にフル回転
○…前半6分の左CK。清水の今季初ゴールは、五輪代表DFの青山が挙げた。
「チョ・ジェジンを狙った」という藤本のボールがゴール前の後方のスペースへ。マークを外して走り込んだ青山が、落ち着いて頭で流し込んだ。
一昨年のリーグ最終節の広島戦以来となるゴールは、開幕戦の貴重な決勝点になった。「昨年は得点が無かったので、今年は決めようと思っていた。でも、こんなに早く取れるとは思っていなかった」。思わず笑みがこぼれた。
守備でも健闘した。押し込まれる時間帯が続いたが、ひたむきに体をぶつけて最後までGK西部らとともにゴールを死守した。「大事な試合で気合が入っていた。これからはピンチを少しずつ減らしていかないと」と気を引き締めるのも忘れなかった。