Jリーグ1部(J1)第2節第1日(フクダ電子アリーナほか=6試合)で清水は千葉を3―1で下して2連勝した。
(1)フクダ
清水(2勝)(6) 3(3―0 0―1)1 千葉(2敗)(0)
▽得点者【清】チョ(1)枝村(1)伊東(1)【千】ストヤノフ(PK)(1)
▽観衆 15373人
(共同)
【評】清水は前半一気に奪ったリードを守り切り、千葉を振り切った。
清水は序盤のピンチを相手のシュートミスで切り抜けると、前半16分、フェルナンジーニョ―チョ・ジェジンとつないで先制。これで勢いに乗り、19分に枝村のドリブルシュートで2点目、その1分後にポストのはね返りを伊東が詰めて早々と突き放しに成功した。
後半に入っても、チョのポストプレーに枝村やフェルナンジーニョが絡み、厚みのある攻めを展開した。しかし、千葉の反撃にてこずる時間帯も続き、後半38分にハンドによるPKで失点。西沢の退場で1人少なくなった終盤はさらに相手の猛攻に苦しんだが、最終ラインが最後まで集中力を切らさずに逃げ切った。
攻撃的スタイル的中
早々と勝負を決めた。前半16分のチョ・ジェジンのゴールをきっかけに、5分間で3得点。「0―0か1―0で折り返し、最後に勝負をかける」という長谷川監督の描いたシナリオとは違う展開になった。
ゴールラッシュの呼び水となった先制点は、外国人コンビで奪った。右サイドにいたフェルナンジーニョがゴールラインを割りそうなボールを相手から奪い、ゴール前へ。「クロスを上げてくれると信じていた」というチョは押し込むだけでよかった。
「気持ちよく点を取り、気持ちよく勝てた。フェルナンジーニョがサイドに流れてチャンスをつくるシーンが多かった。自分にとって、素晴らしいプレーをしてくれた」。今季初ゴールを挙げたチョの声も弾む。
この日、清水は攻撃の歯車がかみ合わなかった開幕戦とは違うメンバーでスタート。外国人コンビを2トップに据え、昨季と同じく枝村をトップ下に置いた。
枝村の前線への飛び出しと、相手の最終ラインをかく乱するフェルナンジーニョの動き。長谷川監督の狙いが的中した格好だ。清水の攻撃的なスタイルへの挑戦はしばらく続きそうだが、指揮官は「少しずつ良くなっている」と手応えをにじませる。
この日のマイナス材料は、西沢の一発退場のほか、チーム全体で5枚のイエローカードを受けたこと。しかし、後味の悪さは残ったものの、清水はしっかりと開幕2連勝に成功した。
伊東、駄目押しゴール
○…前半20分、フェルナンジーニョが放ったシュートがポストにはじかれる。詰めていたのは、この日1ボランチに入った伊東だ。浮き球を冷静に頭で押し込んだ。
昨季8月の大分戦以来のゴール。伊東は「ジュンゴ(藤本)や兵働が気を遣ったポジショニングをしてくれるので、自分も思いきって前に出ていける」という。開幕2連勝にも浮かれることなく、「まだ2つ勝っただけ。次に向けてしっかり準備したい」とベテランらしい言葉が口をついた。