Jリーグ1部(J1)第4節第1日(31日・駒場スタジアムほか=7試合)は、清水が2―1で大宮に勝ち3勝目を挙げた。
駒場スタジアム
清水3勝1敗(9) 2(2―0 0―1)1 大宮4敗(0)
▽得点者【清】枝村(2)フェルナンジーニョ(1)【宮】森田(1)
▽観衆 7737人
【評】清水は前半のリードを守りきり、Jリーグ通算250勝目を挙げた。
清水は立ち上がりからボールを支配してリズムをつくると、前半35分、藤本―枝村とつないで先制した。さらに前半44分には、西沢のパスを受けたフェルナンジーニョが正面から流し込んでリードを広げた。
後半立ち上がりも清水ペースで進んだ。2分に兵働のシュートはバーをたたき、9分の伊東のボレーも枠をとらえきれなかったが、両サイドから迫力ある攻撃を仕掛けた。
清水は後半途中から押し込まれる時間帯が続いた。相手が退場者を出した後もピンチを招き、後半41分、ゴール前の混戦をクリアできずに1点を失った。しかし、最終ラインが最後まで粘り強く体を張って逃げ切った。
枝村、チームに勢い 攻撃参加で躍動
DF裏へと飛び出す枝村の動きが、この日もチームを波に乗せた。北京五輪を狙う20歳が真骨頂を示したのは前半35分。ペナルティーエリア内に飛び込んで藤本からのスルーパスを足元に収めると、GKの位置を見極めてけり込んだ。
「いいボールが来たので、決めることができた。今季は、前の3人がどれだけ得点に絡めるかが勝敗のカギを握っている」。ほしかった先制点をもぎ取り、チームが勢い付いた。
ナビスコ杯を含めて今季早くも3点目。これまでの2点は、自らのドリブル突破でたたき出した。リーグ開幕からいまひとつ調子が上がらない攻撃陣の中では、ピカイチの働きだ。
ダブルボランチの一角だった昨季よりも、プレーエリアは高い位置になった。攻撃的なシステムに切り替えを図る今季は、昨年以上にゴールに直結するプレーが求められている。
チーム内の激しいポジション争いは今後も続きそうだが、中盤でコンビを組んだベテラン伊東も「昨年より(互いの役割が)明確になって、非常にいい形で前線に絡んでいた」と後輩のプレーを高く評価した。
中盤としての高い得点能力を買われて、北京五輪予選にも呼び戻されたばかり。「海外のチームと戦えるのは楽しみでもあり、いい経験にもなる」。プロ3年目、「北京に行きたい」と公言するようになった清水ユースからの生え抜きMFに今季も注目だ。
新戦力コンビ連係で追加点
○…決勝点となったチーム2点目は、期待の新戦力コンビで奪った。前半44分、右サイド寄りで相手のクリアミスを拾った西沢がゴール正面のスペースにパスを送る。後方から走り込んだフェルナンジーニョが落ち着いて流し込んだ。
待望の移籍後初ゴールが生まれたフェルナンジーニョは「本当にうれしい。この喜びは、言葉では表現できないほどだ」。イレブンの歓喜の輪の中心で両手を突き上げた。
発熱のチョ・ジェジンの代役として2トップに入った西沢も序盤から巧みなポストプレーを披露した。「フェルナンジーニョが後ろからいいタイミングで飛び込んできた。後ろを上手に生かすのが自分の役割」と得点シーンを振り返り、「連敗しないことが上位を目指す上で大切なこと。結果を残せて、いい雰囲気で4月の戦いに入れる」とチームの勝利を喜んだ。