Jリーグ1部(J1)第11節第1日(12日・日本平スタジアムほか=6試合)は、清水が新潟に3―1で快勝して勝ち点20とした。
(1)日本平
清水6勝2分け3敗(20) 3(2―0 1―1)1 新潟4勝4分け3敗(16)
▽得点者【清】岡崎(2)藤本2(PK1)(2)【新】エジミウソン(PK)(5)
▽観衆 12197人
【評】清水が前後半にそつなく得点して新潟に快勝した。
清水は前半立ち上がりから攻勢に出ると4分、藤本の右CKを岡崎が頭で押し込んで早々と先制。その後も岡崎の飛び出しやフェルナンジーニョの個人技などで攻め立てた。新潟の反撃も続いたが44分、藤本がDFに倒されて得たPKを自ら決めて突き放した。
後半は新潟に押し込まれ、エジミウソン、矢野の2トップに度々ゴールを脅かされる。流れを変えたい清水は故障から復帰の枝村を投入すると28分、その枝村からフェルナンジーニョに渡り、最後は藤本が冷静にゴールに流し込んだ。43分にPKから1点を許したが、落ち着いてリードを守り切った。
輝き復活 今季初ゴール
清水の背番号10が躍動した。藤本が自らの2ゴールを含む3得点すべてに絡む活躍で、チームを快勝に導いた。「久しぶりに点が取れて良かった」。昨季の新人王も今季はまだ得点がなかっただけに、ようやく出た結果に安ど感がにじんだ。
前半4分、右CKから左足で岡崎の先制ゴールをアシストすると、44分、自らが倒されて得たPKを落ち着いて左隅に決め、今季初得点をマーク。「点を決めたらやろうと思っていた」という親指をおしゃぶりのようにくわえるパフォーマンスで、4月に生まれたばかりの長男にゴールをささげた。
3点目は流れの中から生まれた。後半28分、前線に走り込んだフェルナンジーニョが枝村からのダイレクトパスを受けると、「藤本が飛び出してきたのが分かった」と絶妙なヒールパス。これをゴール前やや左からきっちりと逆サイドに決めた。
今季はゴールもなく、なかなか昨季の輝きを取り戻せずにいた。前節のG大阪戦では右足首をねんざ。幸い軽い症状で済んだものの、ようやく調子が上向いてきただけに痛かった。別メニューで調整した影響が残り、この日も「体が重かった。パスミスもあり、寄せきれなかった」と状態は決して良くなかった。
「悪いなりに仕事をしてくれる期待はあった」と復活を信じ、起用し続けてきた長谷川監督。3点すべてに絡む活躍でその期待に応えてみせた藤本に、「結果を残せたことは大きい。これを踏まえ、さらにいいプレーをしてほしい」と完全復活を願った。
岡崎の先制点で勢い
○…前半4分、好調の岡崎がホーム初ゴールとなる先制点でチームを勢い付かせた。藤本のCKを頭で合わせると、ボールがDFに当たってそのままゴールに吸い込まれた。「決めた実感はない。アナウンスで名前を叫ばれて、自分のゴールだと分かった」とラッキーな形で結果を出した。
「がむしゃらさ」が信条。この日もトップ下から何度も積極的に前線に飛び出し、攻撃を活性化した。相手DFとの接触で右ひざの古傷が痛み出してからも、チーム医に「行けます」と告げて後半19分までプレーを続けた。試合後は「ひざは大丈夫」と頼もしさを見せた岡崎。「体は動けているので、この調子で結果を出していきたい」とさらなる活躍を誓った。