Jリーグ1部(J1)第13節第1日(26日・広島広域公園ほか=6試合)、清水は広島に1―2で逆転負けし、5月初黒星。
(1)広島広
広島(6勝3分け4敗)(21) 2(0―0 2―1)1 清水(6勝3分け4敗)(21)
▽得点者【広】戸田(2)柏木(1)【清】チョ(5)
▽観衆 10514人
【評】清水は後半に先制したが反撃に遭い、逆転負けを喫した。
清水は前半、前線にボールが入らず、なかなか攻撃の形を作れない。30分、岡崎のボール奪取からカウンターを仕掛けたが、フェルナンジーニョのシュートはDFにはじかれた。
後半も攻めあぐねる展開。清水は打開しようと西沢を投入すると20分、その西沢がゴール前で粘ったこぼれ球をチョ・ジェジンが右足でシュートし、先制した。しかし、追加点を奪えないまま広島の逆襲を許した。29分に戸田、33分には柏木に立て続けに決められ、逆転された。清水は終盤、高木純、杉山を投入して前掛かりに仕掛けたが詰めを欠いた。
詰め甘く5月初黒星
5月を無敗で締めくくることはできなかった。先制点を挙げながらも、広島に鮮やかなミドル弾2本を決められて逆転負け。21本ものシュートを浴びせながら、シュートわずか9本の相手に屈した。長谷川監督は「仕掛けてチャンスを作ったが、2点目を決めきれず、突き放せなかった」と詰めの甘さを嘆いた。
ナビスコ杯大宮戦でも機能した西沢、チョ・ジェジンの2トップが先制点を生んだ。西沢が藤本のパスを受け、ゴール前で倒れ込みながらシュート。チョ・ジェジンがこぼれ球を落ち着いてゴールに流し込んだ。西沢の投入でDFのマークが分散したことが奏功したゴールだった。
しかし、ここからリズムが狂った。「いい時間に取った後、気を抜いた」と長谷川監督。ホームでの勝利に執念を燃やす広島の反撃を許し、押し込まれる場面が続くと29分、元清水の戸田に強烈なミドルシュートを決められた。好守を続けていたGK西部もなすすべがなかった。これで調子付かせてしまい、立て直す間もなく、4分後にも逆転弾を浴びた。
ようやく目が覚めた清水はここから猛攻を仕掛けた。しかし、決めきれない。37分、フェルナンジーニョのパスを受けた枝村が絶好機を得たが、シュートはDFに当たって枠をそれた。その後も終了まで何度も広島ゴールに迫ったが、もう一歩のところでゴールを割れなかった。
「あの2発のミドルはすごかった」と藤本も相手のスーパープレーを認めるしかなかった。とはいえ、「防がないといけない時間帯だった。もったいない取りこぼし」とやはり、悔しさは隠せなかった。
伊東が最多出場達成
○…この試合でボランチ伊東がチーム最多のリーグ382戦出場の偉業を達成した。危険な場所に顔を出すいつもの安定した働きでボールの出所にチェックをかけ、何度も攻撃の芽をつぶした。「危険は感じなかった。裏は取られなかった」と守備の仕事に納得の様子。
しかし、攻撃面については「カウンターのリスクを考えたが、もっとミドルシュートを打てる場所に入れば良かったかな」と課題が口をついた。記念すべき試合を勝利で飾れなかったことに、「自分たちのルーズな面を突かれて、後手になったところをやられた」と無念さがにじんだ。