Jリーグ1部(J1)第14節第2日(10日・日本平スタジアムほか=2試合)、ホームでFC東京と対戦した清水は、後半2点を失い、1―3で敗れた。清水は勝ち点21の7位。
(1)日本平
F東京5勝2分け7敗(17) 3(1―1 2―0)1 清水6勝3分け5敗(21)
▽得点者【F】鈴木規2(2)
馬場(1)【清】兵働(1)
▽観衆 15322人
【評】前半に先制された清水は1度は追い付いたものの、後半に突き放され、2連敗を喫した。
清水はFC東京の前線からのプレスに苦しんで攻撃の形を作れず、前半26分、鈴木規のミドルシュートで先制された。それでも少ないチャンスを生かして43分、兵働が今季初ゴールとなる強烈なミドルシュートで同点としたが、後半開始早々にまたも鈴木規に勝ち越し点を挙げられると、27分にも馬場にミドルレンジからダメ押し点を決められた。
清水は後半17分に西沢と岡崎、30分には高木純を投入して打開を試みたが、得点にはつながらなかった。終盤はDF青山を前線に張り付けてパワープレーも仕掛けたが、不発に終わった。
ペース乱れ、ミドル被弾
「悔しさでいっぱいだが、ある意味、勝つチャンスは難しいゲームだった」。試合後の会見に臨んだ長谷川監督の表情はむしろ、さばさばとしていた。前線から激しいプレスをかけてくる相手にペースを乱され、ずるずると失点を重ねた。完敗と認めるしかなかった。
立ち上がりからリズムが悪かった。相手の素早い寄せに中盤で起点を作れず、ボールを簡単に失う場面が続くと前半26分、鈴木に強烈なミドル弾を見舞われて先制された。43分に兵働がお返しのミドルシュートを決めて何とか同点に追い付いたものの、連動した動きから相手の守備を崩す場面はほとんどないまま前半を終えた。
2失点目は後半開始早々だった。右サイドを突破され、角度のないところからまたも鈴木に決められた。「2点とも何とかできる失点だった。同じ人にやられて、悔しい」と、GK西部は力無く振り返った。
西沢、岡崎、高木純と相次いで投入するも、流れは変わらない。逆に27分、3点目のミドルシュートを決められて万事休した。時折、サイドを駆け上がって攻撃の活性化を試みたDF児玉も「落ち着いて前につなげれば良かったが、攻守に自分たちの形が作れなかった」と肩を落とした。
勝てば2位浮上も可能だった一戦を落とし、2連敗。順位は7位に後退した。長谷川監督は前節の広島戦に続いてミドルレンジから失点している点を課題に挙げ、「落ち込んでいても仕方ない。前向きに次に備えたい」と語るのが精いっぱいだった。
兵働、同点実らず
○…前半43分、兵働が今季12試合目にして待望の初ゴールを挙げ、一時は同点に追い付いた。
ピッチの中央やや左、ゴールまで約30メートルでボールを受けると、思い切りよく左足を振り抜いた。「伸びる球が飛んでいったおかげでGKが反応できなかった」。インステップでボールの中心をとらえ、無回転のぶれ球が強烈な弾道を描いてネットに突き刺さった。
しかし、ゴールも実らず、チームは後半に2失点して敗戦。「(ボールの)出し手と受け手の関係が合っていなかった。イージーミスも多かった」と反省点が口をつき、自身のゴールにも「点を取れていなかったのでうれしいが、自分のゴールで勝てるような試合がしたい」と表情は硬いままだった。