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2008カップ戦(清水)

【ナビスコ杯準々決勝第1戦】敵地ドロー 鹿島の猛攻に耐え

2008/07/03
 Jリーグ・ヤマザキナビスコ・カップ準々決勝第1戦(2日・カシマスタジアムほか=4試合)は、ホームアンドアウェー方式で行われ、清水はアウェーで鹿島と0―0で引き分けた。第2戦は8月6日に行われる。

(1)カシマ
鹿島(シード) 0(0―0 0―0)0 清水(B組1位)
▽観衆 6757人
 【評】守備を固めた清水はしぶとく鹿島とのアウェー戦を引き分けた。
 清水は伊東、本田のダブルボランチに原の1トップという堅守の布陣で臨んだ。鹿島がボールを圧倒的に支配し33分、小笠原のクロスにマルキーニョスが飛び込んだが、西部が際どくキャッチ。鹿島はなおも畳み掛けてきたが、清水は陣形を崩さずにしのいだ。
 後半も鹿島ペース。それでも、体を張って猛攻をはね返し続けた。23分には藤本の右CKを岩下が折り返し、高木和が頭で合わせたが、DFにはじかれた。その後も防戦一方だったが、37分に矢島と戸田を同時投入すると速攻の場面も増え、DF陣も最後まで集中して守りきった。ロスタイムのFKも西部が好守で防いだ。
           
鹿島の猛攻耐えて無失点
 リーグ戦とは異なるホームアンドアウェーの決戦。長谷川監督はアウェーの1戦目で、第一に慎重さを求めた。伊東と本田のダブルボランチ、サイドバックには守備力の高い岩下。FWも原の1トップで堅守速攻に懸けた。
 「ゼロに抑えて引き分けて、次のホームにいい状況を作れたのはよかった」と岩下が言うように、守備に目を向ければ狙い通りの90分だった。高木和と青山がマルキーニョスを封じ、岩下と山西も鹿島のサイド攻撃に粘り強く対応した。ダブルボランチや兵働、藤本、さらには枝村、原も守備を怠ることはなかった。スーパーセーブで何度も決定機を防いだ西部は「バランスを崩すことなく戦えた」と納得の表情だった。
 一方、攻撃では原が気を吐いたとはいえ、結果的にシュートはわずか3本。ボールを奪ってからのつなぎが雑になった点も否めず、西部は「取ったボールを大事にする精度がまだまだ」と課題も指摘した。長谷川監督は終盤に突破力のある戸田と矢島を送り込んで攻撃姿勢を保ち続けたが、ついに待望の瞬間は訪れなかった。
 「悪い結果でもないが、いい結果でもない」。指揮官は敵地でのスコアレスドローをこう評価した。無失点に抑えた収穫と、アウェーゴールを奪えなかった課題。どちらの要素がより大きく影響するのか。答えは8月6日のホームでの第2戦に出る。

原ノーゴールも指揮官は及第点
 ○…1トップでピッチに立った原。速攻から少ないチャンスをものにしようと懸命に走り回り、守備にも大きく貢献した。アウェーゴールは挙げることはできず、「点を取れなかったんでダメかな」と満足はなかった。それでも、敵地でのドローには「必死に守ってやられなかったのは良かった。日本平で勝ちたい」とうなずいて見せた。
 前半42分には兵働のスルーパスを受けてゴールを決めたかに見えたが、わずかにオフサイド。後半20分には枝村のクロスに飛び込んだが惜しくも合わず、「あれをしっかり決めていれば」と悔しがった。確かに得点を決めれば文句なしだったが、「つぶれるぐらい走ろう」と後半37分に交代するまで体力を振り絞った頑張りは光った。長谷川監督も「よくやったんじゃないか」と及第点を与えた。

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