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2008カップ戦・天皇杯(清水)

【ナビスコカップ第4日】清水4発、磐田圧倒

2008/05/26
18歳大前“ハツラツ”初陣
 Jリーグ・ヤマザキナビスコ・カップ第4日(25日・日本平スタジアムほか=8試合)は1次リーグを行い、B組では清水が4―2で磐田に勝ち、勝ち点を10とした。磐田の中山が40歳8カ月でゴールし、ナビスコ・カップ最年長記録を更新した。FC東京は東京Vに3―0で快勝した。
 
 ▽B組
(1)日本平
清水(3勝1分け)(10) 4(1―1 3―1)2 磐田(1勝1分け2敗)(4)
▽得点者【清】原(1)藤本2(PK1)(3)西沢(2)【磐】カレン(1)中山(1)
▽観衆 12389人
 【評】清水は磐田のミスを突いて加点し、貴重な1勝をもぎ取った。
 前半14分、高木和のロングパスを磐田最終ラインがクリアミス。原が逃さず先制した。1―1で迎えた後半4分、素早いリスタートからの藤本のドリブル突破が、対応の遅れた磐田のPKを誘い勝ち越した。磐田と同様、パスの精度を欠いていた清水だが、勝ち越してペースをつかんだ。後半7分、高木純の右折り返しを西沢が決め、30分には磐田DF陣のミスからチャンスをつかみ、原―藤本とつないで4点目を奪った。
 磐田は前半36分、相手のミスパスを拾って攻め込み、カレンが決めていったんは追い付いた。だが、イージーミスを繰り返して後手に回り、終了間際のCKを中山が頭で合わせて一矢を報いたのにとどまった。
 
予選突破 大きく前進
 磐田戦で過去最多となる4得点を挙げ、低迷するリーグ戦のうっぷんを晴らした。Bグループの首位をがっちりと固め、予選突破に王手をかけた。1得点1アシストと大活躍の原は「体もキレていたし、どんどん仕掛けることができた」と胸を張った。
 先制しながら追い付かれて迎えたハーフタイム。「お前らこれでいいのか」と長谷川監督のげきが飛んだ。これでイレブンが発奮。藤本のPKで勝ち越すと、3点目は鮮やかだった。右サイドで高木純が2人をかわし、「アキさんが見えたんで」と中央にクロス。これを西沢が巧みなトラップからたたき込んだ。
 足首の痛みを押して結果を出した西沢は「純平には今度メシをおごれよと言っときました」と上機嫌。前半、失点につながるミスをおかした今季初出場の山本真も「あれで逆に余裕を持ってできた。久しぶりだったが、やっぱり気持ちいいなと思った」とフル出場に表情も晴れやかだった。
 「従来のメンバーにもプレッシャーを掛けた」とここまで出番のなかった控え組の頑張りをたたえた長谷川監督。「いい競争の下でメンバーを選んでFC東京戦へ行きたい」とチーム内の活性化にも上々の手応えをつかんだ。
 
大歓声を受けて12分全力プレー
 ○…この日1番の大歓声がスタジアムに巻き起こった。後半33分、期待のルーキー大前が公式戦の初舞台を踏んだ。機敏な動きで果敢に相手ボールを奪取するなど、12分間を全力で走り回った。「(大歓声は)うれしかった。緊張はなく、楽しさのドキドキ感があった」と初陣を上気した表情で振り返った。
 高校タイトルを総なめにし、鳴り物入りで清水に入団した。しかし、U―19代表との往復も重なり、開幕からベンチ入りも果たせずにいた。「長い2カ月だった。でも、焦らずに1日1日を大事に頑張っていた」と地道に努力を続けた。
 持ち前の得点能力の発揮は次戦以降に持ち越しとなったが、「これからもっと活躍して、サポーターに喜んでもらいたい」と意欲をさらに高めていた。

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清水―磐田 公式戦初出場した清水・大前は磐田・山崎とドリブルで競り合う=日本平



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