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2008カップ戦・天皇杯(清水)

【ナビスコカップ第5日】清水王手

2008/06/01
 Jリーグ・ヤマザキナビスコ・カップ第5日(31日・松本ほか)は1次リーグ第5戦を行い、B組の清水はFC東京と1―1で引き分けて8強入りまであと一歩。

▽B組
(2)松本(清水1勝1分け)
F東京 2勝2分け1敗(8) 1(1―0 0―1)1 清水 3勝2分け(11)
▽得点者【F】ブルーノクアドロス(2)【清】藤本(4)
▽観衆 7941人
 【評】先制された清水は終了間際にFC東京に追い付き、予選突破を決定的にした。
 清水は前半、相手の寄せに苦しんで攻撃の形を作れず、8分に失点。その後も見せ場なく、主導権を握られたまま折り返した。流れを変えたい清水は後半から藤本を投入。するとリズムが生まれ、12分にマルコス・アウレリオが入るとさらに攻撃が活性化した。
 19分、アウレリオのシュートに原が詰めたがわずかに届かず。27分にはアウレリオのパスから藤本が折り返し、枝村が滑り込んで合わせたがGKに防がれた。しかし、清水は35分に大前を送り込んでさらに勢いを加速すると、43分、藤本が約30メートルのFKを決めて土壇場で追い付いた。

藤本が同点弾 終了間際、30メートルFK
 同点ゴールが決まると、藤本は一目散にベンチに向かい、長谷川監督に抱き付いた。イレブンが輪を作り、喜びを爆発させた。「全員の気持ちが乗り移った。押し込む気迫がGKの位置取りを狂わせた」と長谷川監督。勝ち点1を積み増し、予選突破を決定的にする一撃となった。
 後半43分だった。ゴールまで約30メートルのFK。藤本の左足が放ったのは山なりの弾道。ボールは殺到する両チームの選手の上を越え、GKの手前でワンバウンド。そのままFC東京ゴールに吸い込まれた。「うまくみんなが飛び込んでくれた。狙い通りにけれたと思う」。藤本は胸を張った。
 後半は圧倒的に押し込んだ。自らの得点こそなかったが、マルコス・アウレリオが鋭い動きで攻撃をリード。同点のFKもアウレリオがファウルを誘って得た。妻のおなかをさすり、6月13日に誕生予定のわが子にゴールを誓ったというアウレリオは「あそこからゴールが生まれて、結果オーライ」とちゃめっ気たっぷりに笑った。
 主導権を握られた前半、DF陣が追加点を奪われずに踏ん張ったことも、同点劇の呼び水となった。公式戦初先発の広井は「デビュー戦で負けなかったのはよかった。ここをスタートと思い、慢心せずにやっていきたい」と力強かった。

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清水―FC東京 後半43分、値千金の30メートルFKを決めた藤本(中央)は歓喜するイレブンらに迎えられる=松本



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