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2008カップ戦・天皇杯(清水)

【ナビスコ杯準々決勝第2戦】4強、鹿島下す 

2008/08/07
 Jリーグ・ヤマザキナビスコ・カップ準々決勝第2戦(6日・日本平スタジアムほか=4試合)はリーグ首位の鹿島を2―1で下した清水とG大阪、名古屋、大分が4強入りした。ホームアンドアウェー方式の準決勝(9月3、7日)は大分―名古屋、G大阪―清水の対戦となる。G大阪は横浜Mに1―2で敗れて第1戦との合計で2―2となり、アウェーゴール差で勝ち進んだ。名古屋は千葉に1―0で快勝してともに2戦合計で上回った。大分はFC東京と1―1で引き分けたが、2戦合計を3―2とした。

(2)日本平
清水2(1―0 1-1)1鹿島
▽得点者【清】岩下(2)兵働(1)【鹿】マルキーニョス(1)
▽観衆 8949人

 【評】1戦目を引き分けた清水は2戦目のホームで鹿島に競り勝ち、5年ぶりの準決勝進出を決めた。
 清水は前半16分、マルコス・アウレリオの左CKを高木和が頭で流し、岩下が押し込んで先制した。36分には市川のクロスを受けた西沢がシュートを放ったが、ポストを直撃。マルキーニョスらにゴールを脅かされる場面もあったが、西部の好守もあり、守備の集中を切らさずに対応した。
 後半3分には兵働が豪快に左足シュートを突き刺して貴重な追加点。だが、12分、カウンターから1点を失う。再び突き放したい清水は途中出場の原が26分、29分、42分と決定的なチャンスを作ったが、生かせず。それでも鹿島の反撃に耐え、リードを守りきった。

強固な守備“王者”黙らす
 長い4分間のロスタイムの末に、歓喜の瞬間が待っていた。リーグ首位の鹿島に真っ向から挑み、激闘を制した。堂々の準決勝進出。「選手は本当に最後まで戦い抜いてくれた」。長谷川監督が毎試合後に発する言葉だが、今回は一段と実感がこもっていた。
 敵地の1戦目は守備を固めてのスコアレスドロー。この戦い方に、鹿島の選手からは不満の声も漏れていた。「首位に15位のチームがああいう戦い方をしても、文句を言われる筋合いは全くないが、ホームで勝てなかったのが悔しかったのかなと」。王者を黙らせた指揮官はしてやったりの表情で振り返った。
 先制点を奪い、後半早々に追加点を挙げる理想的な展開に持ち込んだ。「しっかり守って1点を取りにいこうと話していた」と貴重な先制点を決めた岩下。2点目の兵働も「エダ(枝村)が(相手を)引き付けてくれてフリーで打てた。感謝している」と喜び、「非常に大きい1勝」と最高の結果をかみしめた。
 確かに、たびたびの決定機を生かしていれば、もっと楽な戦いになったはずだ。だがそれよりも、強固な守備が戻ったことをプラスにとらえるべきだろう。「ラインコントロールもしっかりできたし、どれだけクロスを上げられても大丈夫だと思った。セットプレーもやられる感じがしない」と高木和。清水に、リーグ戦にもつながる光明が差し込んだ。

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清水―鹿島 後半3分清水の兵働(左)が2点目のゴールを決め、先制点を挙げた岩下(中央)と喜び合う=日本平スタジアム



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