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2008カップ戦・天皇杯(清水)

【天皇杯第8日】清水16強 岡崎決勝弾ロスタイム

2008/11/06
 サッカーの第88回天皇杯全日本選手権(日本サッカー協会、Jリーグ主催、静岡新聞社共催)第8日は5日、日本平スタジアムなどで4回戦2試合を行い、J1勢同士の清水―千葉は、後半ロスタイムのFW岡崎のゴールで清水が1―0で千葉を下した。
 ヤマザキナビスコ・カップで初優勝したJリーグ1部(J1)の大分は主力のほとんどを休養させたのが響き、0―2で2部(J2)鳥栖に敗れた。
 アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝に進んでいるJ1のG大阪とJ2甲府による4回戦の残り1試合は16日に実施する。
 
 ▽4回戦
清水(J1) 1(0―0 1―0)0 千葉(J1)
▽得点者【清】岡崎
 【評】清水は後半ロスタイムに岡崎がゴールを決め、千葉を破った。
 清水は立ち上がりからボールを支配し、小気味よくパスをつないだ。しかし、何度も決定機を逸してゴールを割れない。前半23分の岡崎のシュートも左ポストを直撃した。
 後半も最初に好機をつかんだのは清水。だが、得点は生まれない。清水は原、大前を投入し、なおも攻め立てた。しかし、原、大前のシュートはいずれもバーを直撃し、均衡は破れず。終盤は千葉の逆襲に遭い、ピンチも続いたが、DF陣が体を張ってしのいだ。延長突入も濃厚の終了間際、大前のラストパスに岡崎が抜け出してGKとの1対1から得点し、ようやく試合を決めた。
 
悪夢振り払う勝利
 後半ロスタイムの岡崎の一撃が、4日前のナビスコ杯決勝の悪夢を振り払った。ここで敗れれば、ずるずると深みにはまりかねなかった。絶対に勝たねばならない一戦をものにした。
 3分のロスタイムは過ぎようとしていた。誰もが延長戦を覚悟した、その時。「オカちゃんがいい動きをしてくれて、目も合った」と大前が絶妙のラストパス。岡崎はGKを左にかわし、角度のないところから決めてみせた。「サッカーの悔しさはサッカーで返すしかない。最後は気持ちで押し込んだ」。岡崎は力強く言った。
 ナビスコ杯決勝から先発6人を入れ替えて臨んだ一戦。だが、清水らしいパスサッカーは健在だった。公式戦24試合ぶり先発の高木純、21試合ぶりの本田、11試合ぶりの西部。それぞれに持ち味を発揮した。「僕らが入ってエスパルスは駄目だったと言われちゃいけない。負けられないゲームだった」と高木純。ゴールだけが遠かった。3度もシュートがポストやバーを直撃。まるで呪縛(じゅばく)が掛かったかのようだった。
 それだけに、勝利の価値がずしりと重い。日本平の公式戦無敗は10、連勝は5に伸びた。長谷川監督は「これで、もう1度戦うメンタリティができた」と力強くうなずいた。試練を乗り越えた清水が、次は8日のダービーへ挑む。
 
千葉、主力休ませ敗戦
 千葉は巻や下村らチームの中心選手を休ませ、敗れた。清水に押し込まれながらも何とか無失点でしのいでいたが、終了間際に力尽きた。
 控え選手中心で戦ったミラー監督は、大分もナビスコ杯決勝から10人の先発を入れ替えたことを指摘しつつ「わたしたちの目標は、残念ながらカップ戦でタイトルを取ることではなくリーグ戦だ」と現実的なJ1残留争いに目を向けた。

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清水―千葉 後半44分、岡崎がDF池田を振り切りゴールを決める=日本平



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