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2008リーグ戦(清水)

【第14節】ホーム150勝 京都に逆転勝ち

2008/06/29
 Jリーグ1部(J1)第14節第1日(28日・日本平スタジアムほか=6試合)は、ワールドカップ(W杯)アジア3次予選による中断から本格的に再開し、清水は京都に2―1で勝った。
(1)日本平
清水 5勝3分け6敗(18) 2(0―0 2―1)1 京都 5勝2分け7敗(17)
▽得点者【清】枝村(2)OG【京】フェルナンジーニョ(2)
 ▽観衆 17099人
 【評】清水は勝負強さで上回って逆転勝ちした。
 後半3分、清水は柳沢のシュートのこぼれをフェルナンジーニョに押し込まれて先手を取られた。だが、5分後、右サイドのパス交換から枝村が決めて、すかさず追いついた。38分には藤本の左FKに合わせ、ゴール前に飛び込んだ原の動きがオウンゴールを誘い、決勝点を奪った。
 しぶとく勝ち点3をもぎとった清水だが、ミスが目立ち、シュートも5本に終わった。それでも、後半の選手交代が功を奏して徐々に盛り返した。特に、終盤、ピッチに立った原の速さが生き、主導権を奪い返したのが大きかった。

枝村が同点弾 執念最後まで失わず
 ホーム通算150勝の節目を今季初の逆転勝ちで飾った。最もやられたくないフェルナンジーニョに先制点を奪われたが、ゴールに向かう執念を最後まで失わず、試合をひっくり返した。「内容どうこうより結果がほしかった。先に1点を取られても、全員が前を向いてやっていた」。高木和は結束してつかんだ勝利の味をかみしめた。
 逆転劇を呼び込む同点ゴールは枝村だった。フェルナンジーニョに決められた悔しさが「確かにあった」。意地の1発は失点のわずか5分後。鋭い切り返しから思い切りよく右足を振り抜いた。ボールは左ポストから右ポストに跳ね返り、そのままネットに吸い込まれた。「取りあえず狙っておいた。運もあって良かった」とほっとした表情を見せ、「パスが回っていた。この調子ならもっとよくなる」と今後への確かな手応えも口にした。
 中断中に布陣の見直しを断行して臨んだ一戦だった。フェルナンジーニョが去った中盤を再構成し、前線の柱にマルコス・アウレリオを据えた。DFラインにも故障の市川、児玉に代わって山西、戸田が入った。長谷川監督の「やってみないと分からない」という試合前の言葉は正直な心境だったろう。
 内容に物足りなさが残ったのも事実だ。簡単な連係ミスが多く、てこ入れのためにハーフタイムに選手交代を余儀なくされた。京都の拙攻に助けられた側面も否めない。「内容はまだまだだが、勝ったことが大切」と長谷川監督。中3日で迎えるナビスコ杯、さらにはリーグ戦の巻き返しへ、この1勝を今後の糧にしなければならない。

通算800ゴール呼び込んだ原
 ○…記念すべきチーム通算800ゴール目は、オウンゴールだった。後半38分、藤本のFKに原が飛び込み、シジクレイの体に当たってゴールに吸い込まれた。直後はスタジアムで原の得点とコールされたが、試合後に記録が訂正された。「800ゴールが自分なら光栄だったけれど、勝利につながったのでよかった」と原。J1で3番目のホーム150勝をもたらした決勝点を素直に喜んだ。
 メモリアルゴールに名を刻むことはならなかった原だが、後半33分にピッチに立つと一気に攻撃が活性化した。得点につながったFKも原が粘り強く相手ボールを取り返すプレーから生まれた。「絶対にゴールに絡もうと思って試合に入った。気持ちで戦った」と胸を張った。さい配が的中した格好の長谷川監督も「ジョーカーになる選手」と原の頑張りに賛辞を惜しまなかった。

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清水―京都 後半38分 原の鋭い飛び込みがオウンゴールを誘う=日本平スタジアム



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