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2008リーグ戦(清水)

【第1節】終盤猛攻届かず

2008/03/09
 Jリーグ1部(J1)第1節第1日(8日・日本平スタジアムほか=6試合)は、清水が終盤の追い上げも及ばず大分に1―2で敗れた。
 
(1)日本平
大分(1勝)(3) 2(1―0 1―1)1 清水(1敗)(0)
 ▽得点者【分】ウェズレイ(1)森重(1)【清】枝村(1)
 ▽観衆 19054人
 【評】清水は終盤の追い上げも届かず敗れた。
 清水はボール支配率で上回った。だが、前線へパスがつながらず、中盤から後ろでボールを回す場面が目立った。このため、決定機をつくれず、逆に前半7分、ウェズレイにロングシュートを浴びて、先手を取られた。後半2分にはCKに対応できず、手痛い2点目を許した。
 リードを広げられた清水はサイドへ展開して反撃を試みたが、大分の深い最終ラインに手こずった。だが32分、交代出場した岡崎―枝村のコンビがゴールを奪い、1点差に詰め寄った。最後は青山をトップに上げ、パワープレーを仕掛けたが実らず、逃げ切られた。
 
大分に1―2 立ち上がり失点響く 積極性課題に
 欲しかった結果は得られなかった。形の上では押し込みながらも、開幕戦を飾ることはできなかった。長谷川監督は「勝てなかったのは残念。流れでやられたわけではないが、勝負はそういうもの」と悔しさを押し殺した。
 前半7分、ウェズレイの驚異的なシュートで先制されると、後半立ち上がりにもCKから失点。交代出場の枝村が鮮やかなシュートで1点を返したが、追撃はそこまで。指揮官は「あの1点が痛かった」とあまりにも時間帯の悪い後半の追加点を嘆いた。
 ボールを支配しながらも、前線にいい形で渡らない。矢島とマルコス・アウレリオの2トップは中盤とかみ合わず、1本のシュートも打てずじまい。この日が150試合出場のGK西部も「僕を含めて、もっとアグレッシブにゴールに向かっていかなければならなかった」と課題を口にした。
 一方、好材料も見えた。ボランチに抜てきの本田、市川の左ひざ負傷で急きょ出場した辻尾のルーキーコンビが積極的なプレーで奮闘。本田は「楽しくやれた。パスコースを少しでも消すことができた」と手応えをつかんだ。途中出場の枝村、岡崎もシンプルなパス回しでリズムを変え、2人の連係からゴールも生んだ。
 黒星スタートは痛いが、タイトル奪取の高い目標へ、立ち止まることは許されない。長谷川監督は「1週間きっちり練習して次に臨みたい」と立て直しを誓った。枝村も「まだ1戦終わっただけ。あと33試合ある。自分と周りのコンビを合わせていきたい」と気持ちを切り替えてみせた。
 
辻尾デビュー快足に歓声
 ○…大学生ルーキー辻尾が前半25分、左ひざを負傷した右サイドバック市川に代わってピッチに立った。いきなりのJリーグデビューを果たすと、長谷川監督からの「ガンガン行け」の指示通り、積極的な仕掛けで何度も攻め上がり、チャンスを演出した。
 チームでも1、2を争う快足が自慢。大分DFを振り切る豪快な突破にスタンドも大いに沸いた。「積極的に前に出られてちょっとはやれた」と自信を口にし、「いいクロスを上げられず、精度を上げていかないと、と感じた」と実戦でしか得られない課題も見つけた。
 初出場の緊張から終盤は足をつったが、全力を出しての結果。「次にチャンスがあれば、もっと持ち味を出して自分が勝利を決める仕事をしたい」と意欲十分に語った。

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清水―大分 後半32分、清水・枝村(左)がシュートを決める=日本平



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