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2008リーグ戦(清水)

【第13節】今季最多失点 東京Vに1-4

2008/05/19
 Jリーグ1部(J1)第13節最終日(18日・味の素スタジアムほか=2試合)は、清水が東京Vに1―4で完敗し、勝ち点15で15位に後退した。J1は、ワールドカップ(W杯)アジア3次予選に臨む日本代表の活動のため中断。未消化だった第11節の鹿島―大分、G大阪―京都が組まれている6月25日に再開する。
(1)味スタ
東京V(5勝2分け6敗)(17) 4(2―0 2―1)1 清水(4勝3分け6敗)(15)
▽得点者【V】OG、フッキ2
(5)レアンドロ(2)【清】OG
▽観衆 11426人
 【評】清水は東京Vの勢いに飲まれ、今季最多4失点で完敗した。
 立ち上がりこそパスをつないでリズムを作りかけた清水だったが、前半29分、高木和のバックパスがオウンゴールとなり、先制点を献上した。これで流れが相手に傾くと、43分、フッキにクリアボールが渡り、追加点を挙げられた。
 巻き返しを狙った矢先の後半4分にはレアンドロに3点目を決められ、清水はマルコス・アウレリオと兵働を同時投入。しかし、決定機にはつながらず、30分、フッキにダメ押し点を突き刺された。清水は原を入れて反撃を続けたが、40分、青山のシュートがオウンゴールを誘って1点を返すのが精いっぱいだった。

後半早々痛い3点目
 苦しんだリーグ序盤戦を象徴するかのようなゲームだった。巻き返す底力はなく、今季最多の4失点を喫しての完敗。兵働は「立て直すチャンスはいくらでもあったが、ずるずる相手のペースにはまり、自滅した感じ」と肩を落とした。
 高木和のオウンゴールはもちろん責められない。だが、今季1度も逆転勝ちのないチームにはあまりにも痛い失点だった。浮き足立ち、連係のずれから簡単に相手にボールを明け渡す場面が増えていく。おのずとフッキ、ディエゴ、レアンドロのブラジル人トリオが勢いを増していった。
 2失点目も不運だった。オフサイドの位置にフリーでいたフッキにボールが渡った。クリアボールだったため、オフサイドではなかった。だが、線審がフラッグを上げた瞬間、主審の笛を待たずに清水イレブンは足を止めてしまっていた。
 精神面を含め、ここから試合をひっくり返すチーム力を、現在の清水は持ち合わせていない。それは巻き返したいはずの後半早々、簡単に3点目を与えたことが如実に物語っていた。最後まであきらめずに反撃したが、カウンターからさらに失点。1点を返して一矢報いるのがやっとだった。
 順位は再び15位に落ちた。不振を脱しないまま、リーグ序盤戦が幕を閉じた。「幸い、リーグ中断になるので、整備してチーム力を上げていきたい」と長谷川監督。今は立て直しの猶予を与えられたことに感謝するしかない。

意思疎通、話し合う
 ○…敗戦後、ユニホーム姿のまま、選手だけのミーティングが行われた。西部の呼び掛けだったという。西部は「グラウンドの中で解決しなければならなかった。個々に考える必要がある」と厳しい表情で振り返った。
 話し合いは、試合中の意思疎通の在り方についての確認だった。「試合中に要求し合うのは当たり前。気持ちを前面に出してやっていくことが今は大事」と兵働。藤本も「パスが出てこなくて何だよ、とイライラするのではなく、こういう動きをしてよ、と話し合わないと。苦しい時期でもそれをやっていかないといけない」と説明した。あらためて全員で危機意識を共有し、団結する契機につなげたいとの思いがにじんだ。

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東京V―清水 前半、競り合う東京V・和田(左)と清水・枝村=味スタ



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