Jリーグ1部(J1)第21節最終日(17日・日本平スタジアムほか=3試合)で清水は横浜Mと1―1で引き分けた。
(2)日本平(2分け)
清水6勝7分け8敗(25) 1(0―1 1―0)1 横浜M6勝5分け10敗(23)
▽得点者【清】岩下(1)【M】中沢(3)
▽観衆 18292人
【評】清水は後半にCKから追い付き、横浜Mと引き分けた。
序盤は互いに決定機を作れず、膠(こう)着した展開。前半15分、青山のクロスに矢島が頭で合わせたが、枠を超えた。次第にセカンドボールを拾われて苦しむ場面が増えると、27分、山瀬のCKを中沢に決められて先制された。清水は40分、枝村の縦パスに矢島が抜け出して絶好機を作ったが、DFに防がれた。
追い付きたい清水は後半1分、兵働の右CKに岩下が頭で合わせて同点。これで積極性を取り戻し、サイドに起点を作って押し込み続けた。19分に岡崎を投入、37分には原を入れるとさらに攻撃が活性化した。だが、判定にも泣かされ、逆転は成らなかった。
攻めるも決めきれず
サポーターの大声援を背に、最後までひたむきにゴールを目指した。だが、逆転はならず、田辺宏司主審のホイッスルが激戦に終わりを告げた。15位の清水と16位の横浜M。互いに決して負けられない一戦は共に勝ち点1を積み上げ、痛み分けに終わった。
「どうしても負けられない気持ちが強すぎ、硬さになった」と高木和が振り返るように、序盤は気持ちが空回りして精彩を欠いた。連係がかみ合わず、27分、CKから失点した。
だが、この失点で「横っ面をはたかれ」(長谷川監督)目が覚めた。後半1分、「セットプレーで失点していたので、やり返したい気持ちがあった」という岩下が兵働のCKから同点弾。岡崎、原の投入で攻撃に力強さが増し、なおも畳み掛けた。
しかし、ゴールは遠かった。枝村、岡崎がゴール前で倒されたが、誰が見てもPKと思われる2度のシーンはいずれも見逃された。これには「審判の判断で何とも言えないが…」と長谷川監督も失意を隠しきれなかった。
不運な判定を跳ね返すような決定力があれば、と惜しまれる。「最後の精度、ラストパス、シュートの問題」と詰めの甘さを口にする西沢。だが一方で、「ケアするところ、ボールの動かし方はいい」と内容の向上に手応えはある。もう一歩、下位脱出の推進力がほしい。