バレーボールの全日本選手権第9日は5日、川崎市とどろきアリーナで準決勝を行い、6日の決勝は女子が久光製薬―東レ、男子がJT―堺に決まった。
男子の東レは、堺の多彩な攻めに手を焼き、2セットを連取された。第3セットは斎藤のブロックなどで序盤、リードを奪ったが、堺の伊藤(下田南高出)のブロックで追いつかれると、そのまま押し切られ、3連覇はならなかった。
▽男子準決勝
堺(プレミアリーグ) 3(25―22 25―22 25―22)0 東レ(プレミアリーグ)
勢いにのまれ焦り
○…東レ男子は、プレミアリーグ開幕4連勝と好調の堺の前に準決勝で姿を消した。
第1セットから、堺のエムブレイ、伊藤らのサーブにレシーブが崩され、いい形で攻撃につなげられない場面が続出した。レアンドロ、越谷らがスパイクを放つが、ブロックにかかるなどなかなか決まらず、チームのアタック決定率は33・3%にとどまった。篠田主将は「相手の勢いの前に、慌ててしまった」と敗因を分析、悔しそうな表情を見せた。
0―3とスコアだけを見れば完敗だが、収穫もあった。今季、プレミアリーグ勢相手の試合で初先発した角田は9本のスパイクを決めた。「最初は緊張したけれど、僕のスパイクが通用することが分かった。今後も頑張りたい」と、3月まで続くリーグ戦を見据えた。第2セット途中から投入されたベテランの斎藤も3ブロックと、相手の攻撃の流れを断ち切る役目を果たした。
矢島監督は「崩された時にどう得点を決めるかが今後の課題。来週までに修正したい。苦しい試合の中で斎藤、角田らがいい動きをしていたのは評価できる」と試合を振り返り、来週再開するリーグ戦に向けて気持ちを切り替えた。