バレーボールのプレミアリーグ男子決勝ラウンド第2日は29日、東京・有明コロシアムで行われ、東レ(レギュラーリーグ3位)は堺(同4位)に3―2で逆転勝ちした。東レは1勝1敗、堺は2連敗となった。昨季覇者のサントリー(同1位)はパナソニック(同2位)を3―2で振り切って2連勝とし、4月5日の決勝進出に前進した。パナソニックは1勝1敗。
東レは0―2から追いつき、第5セットを15―12で制した。サントリーは第5セットを越川、レオナルドらの活躍で奪った。東レは30日にサントリーと対戦する。
▽リーグ戦
東レ1勝1敗 3(20―25 23―25 25―23 25―13 15―12)2 堺2敗
土壇場で奮起 流れを変える
○…前日のパナソニック戦を落とし、決勝進出に向けて連敗は許されないという大事な1番。東レは堺に0―2とリードされる苦しい展開になった。
「みんな硬くなっていた」。第2セットから阿部に代わり出場したセッター山本は、試合の流れを変えようと、センターを使った攻撃を試みたが、打開の糸口がつかめない。
「もう後がない。開き直ってやるしかない」。矢島監督は第3セット、セッターを阿部に戻し「レアンドロ(アラウジョ)を生かせ」と指示。調子がいまひとつだったエースは、21―22と土壇場の場面でようやく目が覚めたかのように2本のスパイクを決めた。富松のブロックも飛び出して2点差で堺をかわし、このセットをものにした。
最終セットも中盤までは、堺にリードを許した。東レはここが勝負どころだと、レアンドロにトスを集めた。エースも奮起し強打を連発。11―11の同点にすると、篠田、阿部が連続ブロックを決めて勝ち越し。最後は阿部が相手から戻ってきたボールをそのまま打ち込んだ。
2時間の熱戦を終え、矢島監督は「主将の篠田を中心に粘りを存分に発揮できた」と胸を張り、30日のサントリー戦に向けて「今季の集大成となる試合」と闘志を燃やした。篠田は「富松のブロックが決まり始めて、堺のリズムが狂った」と振り返り、「きょうは全員の力でもぎ取った勝利」と笑顔を見せた。