ラグビーのトップリーグ第9節第1日は5日、ヤマハスタジアムなどで5試合を行い、首位の三洋電機はコカ・コーラウエストに55―19で快勝し、開幕から9連勝で勝ち点43とした。
三洋電機は前半でミスが目立ち苦戦したが、後半にSOブラウンのトライを皮切りに、5トライを奪って突き放した。ヤマハ発動機は神戸製鋼に28―31で逆転負けを喫した。
サントリーはサニックスを50―26で下し、勝ち点を36に伸ばした。日本IBMは九州電力に36―10で勝った。今季初昇格の三菱重工相模原はリコーに15―39で敗れて9連敗。
神戸製鋼(31) 31(14―28 17―0)28 ヤマハ発動機(32)
14点差守れず ヤマハ発 ミス重ね「自滅」
ヤマハ発動機は神戸製鋼にまさかの逆転負けを喫した。14点差で折り返しながら後半の得点はゼロ。ホームスタジアムに詰めかけた8000人を超える観衆を前に、堀川監督は「自滅です。こういうゲーム展開になり、申し訳ない」と悔しさをにじませた。
前半は完全にペースを握っていた。7分、ゴール前右中間10メートルのラックから三角のトライで先制すると、一時は同点とされたものの、FWとバックス一体となった攻めで3トライを重ねて着実にリードを広げた。ミスも目立った神戸製鋼を圧倒していた。
ところが、後半、展開は一変した。「あれだけペナルティーを重ねるとリズムに乗れない。相手はペナルティーからチャンスをつくった」と指揮官。自陣に押し込まれて懸命のタックルでしのぎ続けたが、20分にトライを奪われた。その3分後にはマイボールのラインアウトから、相手にタップボールを拾われて60メートルの独走トライを決められると、ゴール成功で同点に持ち込まれた。
後半30分、ヤマハ発動機でのデビュー戦となった日本代表SHの矢富を投入。勝ち越しを狙ったものの、攻めきれない。すると、39分、矢富が「判断ミス」と言うオブストラクションの反則で与えたPGを決められた。痛い敗戦だが、ボーナス勝ち点2を上乗せて上位争いに踏みとどまり、「残り4試合すべて勝つつもりでいく」と木曽主将。矢富も「負けて辛いが、試合は続く。これをいい薬にしたい」と気持ちを切り替えた。