ラグビーのトップリーグ第12節第1日は26日、東京・秩父宮ラグビー場などで4試合を行い、サントリーが31―7でヤマハ発動機に快勝して勝ち点50とし、首位の三洋電機に続いて上位4チームによるプレーオフ進出を決めた。ヤマハ発動機は暫定6位に後退した。トヨタ自動車は19―17で東芝に逆転勝ち。勝ち点を47へ伸ばしてプレーオフ進出を確実にした。東芝は前節に続いて敗れ、リーグ戦5年目で初の連敗。リコーは17―20で九州電力に競り負け、勝ち点12の13位で下位2チームが対象の自動降格が決定的となった。リコーは来季初めて下部リーグでプレーする。
サントリー(50) 31(19―0 12―7)7 ヤマハ発動機(37)
ゴールライン直前の攻防で力負けしたヤマハ発動機が前節に続く完敗を喫した。SO大田尾は「チャンスでの集中力に差があった」と唇をかんだ。
前節の三洋戦と同じく開始3分での失点で、フィフティーンは浮足だった。前半19分にも相手WTB小野沢(聖光高出)にパスカットからそのままトライを奪われた。「注意していたのに、ちゅうちょした」とCTB大西は悔やんだ。
前半と後半に1度ずつ、攻め込んだ地点でラインアウトのマイボールを失ったことも痛かった。セットプレーが不安定だったことが響き、敵陣に攻め込んでもトライが奪えなかった。
「モールディフェンスに時間と体力を割かれ、足が止まった。FWがスペースに走り込むことができなかった」とNO8の木曽主将。堀川監督は「肝心なところで考えられないミスが出てリズムを失った」と嘆いた。
次の最終節はホームで東芝と対戦する。圧勝がプレーオフ進出の絶対条件。途中出場でソトゥトゥの意地のトライにつないだSH矢富は「このままでは不完全燃焼。今後のヤマハのためにも1年間の集大成を見せたい。望みがある限り、何が起こるか分からない」と“奇跡”を起こすべく気合を入れ直した。